Schell Bullet(シェルブリット)

●1999年にアニメ監督の幾原邦彦氏と永野氏が組んだプロジェクトで、書籍形態で発表されたフィクション。世界観の設定とストーリーは幾原氏が構築、永野氏はビジュアルイメージとメカニック、キャラクターの設定を行った。NT1999年5月号と同年7月号に掲載された記事によれば、幾原氏側から永野氏へデザインの依頼があり、これを永野氏が快諾したことで実現した、としている。永野氏によるこれらデザインを見ながら文章を読み解くことで、「小説」とは言わずに「ビジュアルストーリー」と称している。単行本全2巻(後に文庫本化)とコンセプトアルバム1枚が発売されているが、グッズ関連では、NT付録の単行本表紙ポスター(1999年10月号、2000年9月号)、NTアンケートによる抽プレ・テレカ(NT1999年7月号のオルス・シェルとNT2000年4月号ノーマ・シェルの2種)、2000年7月22-23日開催「東京キャラクターショー2000」で販売された2枚組テレカやストラップなどがある。

 シェルブリット ABRAXAS (角川文庫)
 2011年12月25日発行 定価620円
主な内容 ●シェルブリット2巻の文庫本。本文やイラスト解説などは多少のレイアウト変更があるものの基本的には先の単行本と同じ。ただし文庫本化されたことで先の単行本にあったピナ(ティーカップを持っている)のカラーイラストが削除されている。

 シェルブリット ADEN ARABIE (角川文庫)
 2011年12月25日発行 本体590円
主な内容 ●シェルブリット1巻の文庫本。本文やイラスト解説などは多少のレイアウト変更があるものの基本的には先の単行本と同じ。ただし文庫本化されたことで先の単行本にあったシェル(オルス機)のカラーイラスト(NT1999年7月号表紙と同じ)が削除されている。

 Schell:Bullet サナフス68
 2000年7月21日発売 定価3059円
主な内容 ●シェルブリットのイメージアルバムCD。音楽は佐藤天平氏、プロデュースは幾原邦彦氏、ボーカルを川村万梨阿さん、という構成で創られ、永野氏は楽曲には参加していない。

●ジャケットにオルス・シェル(NT1999年7月号表紙を黒・白・黄・銀でコラージュしたもの)が描かれ、また封入ブックレットにはシェル(オルス機、ノーマ機、ピナ機)、ピナ、デルビーのイラストが、黒・白・銀の3色に加工されたものと1巻表紙「TOP FIGUAR」が掲載されている。

 シェルブリット<II>ABRAXAS
 2000月7月5日発行 定価1000円
主な内容 ●永野氏が手掛けたものとして表紙「WHITE BOY」のほか、主人公オルス・ブレイク、デルビー・アイバース、ノーマ・クイック、レイモン・フレイ、ピナ・パワーズ、エマルディン・ホール、ジーンメジャーの男といったキャラクターや、宇宙船ローヌ・バルトやベルタ・ギース、シェルのオルス機&ノーマ機、ピナ機、レイモン機のメカニックデザインを巻頭カラーページに掲載している。

●また各章の間にもモノクロでエアポートやローヌ・バルトの詳細やシェルや兵士たちの解説、オルスの個室といったものが線画とあわせて掲載されている。

●なお「シェルブリットCD発売記念連動プレゼント」としてオビに付いてる応募券をCD封入の応募用紙に貼って応募すると、シェルブリットのテレホンカードが抽選でプレゼントされた。

 シェルブリット<I> ADEN ARABIE
 1999月9年20日発行 定価1000円
主な内容 ●永野氏が手掛けたものとして表紙「TOP FIGUAR」のほか、主人公オルス・ブレイク、デルビー・アイバース、ノーマ・クイック、レイモン・フレイ、ピナ・パワーズといったキャラクターや、宇宙船ローヌ・バルトやベルタ・ギース、シェルのオルス機&ノーマ機のメカニックデザインを巻頭カラーページに掲載している。

●また各章の間にもモノクロでローヌ・バルトの詳細やその船内、シェルの解説、その他のクルー、食事といったものが線画とあわせて掲載されている。

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