2022(令和4)

 【主な出来事】
2022?→進行ストップ
「F.S.S.デザインズ7」発売予定
2021年末→?
F.S.S.単行本13巻、14巻掲載分を収録した「リブート8」発売予定
2022年内?
F.S.S.単行本17巻発売予定
11月6日
TOHOシネマズ梅田別館(大阪/265名)にて11時45分よりドリパス主催で「ファイブスター物語」復活上映
11月3日
吉祥寺オデヲン(東京/224名)12時45分より、秋葉原UDXシアター(東京/170名)にて14時よりドリパス主催で「ファイブスター物語」復活上映
11月1日~10日
『花の詩女 ゴティックメード』10周年リバイバル上映予定(TOHOシネマズ全国約52館)。なおTOHOシネマズ池袋でMGP(アワートレジャー製立体モデル。11/3~11/6)とカイゼリン(ボークス製立体モデル11/7~11/10)が展示された
10月15日
徳島県で行われたマチ★アソビの特別セミナーで、井上伸一郎氏(株式会社KADOKAWA上級顧問エグゼクティブフェロー/NT創刊時の副編集長)が「月刊Newtypeと私のFSS」と題した講演を行い、NTやFSSについて語る(15:30~17:00/150名/無料/とくぎんトモニプラザ徳島青少年センター9階大会議室)
10月25日
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 公式記録全集 ―BEYOND THE TIME―』(受注限定生産)発売。永野氏による未公開デザインラフ案とコメントが収録
8月29日
角川映画祭で桜坂劇場(沖縄)にて20時50分より「ファイブスター物語」上映
8月26日
角川映画祭で桜坂劇場(沖縄)にて21時より「ファイブスター物語」上映
8月18日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて11時より「ファイブスター物語」上映
8月17日
国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン2022」の一環でJMSアステールプラザ(広島)大ホールにて13時50分より「花の詩女 ゴティックメード」上映。第一線で活躍する広島出身の才能にフォーカスする「アニメーションとひろしま」に佐々木望氏が自身のキャリアを語るトークプログラムに登壇
8月17日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて11時より「ファイブスター物語」上映
8月16日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて11時より「ファイブスター物語」上映
8月15日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて11時より「ファイブスター物語」上映
8月14日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて13時30分より「ファイブスター物語」上映
8月13日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて13時30分より「ファイブスター物語」上映
8月12日
角川映画祭で大洋映画劇場(福岡)にて13時30分より「ファイブスター物語」上映(8/18まで)
8月7日
TOHOシネマズららぽーと福岡(福岡/131名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード」復活上映
8月6日
ボークス主催の「F.S.S.シリーズ展in秋葉原ホビー天国2 2022夏」(東京)にてHSGKのZ.A.P、1/24ダッカス(非売品).などが公開。8/28まで
8月5日
劇場版『GのレコンギスタV 死線を越えて』公開。入場者プレゼントとして、富野由悠季監督作品(『重戦機エルガイム』や『ブレンパワード』など5作品のうち1作品がランダム)のフィルムコマがあった
7月22日
Noeve Grafx社のtwitterで、F.S.S.単行本フランス語版発売について永野氏のコメント動画が投稿される
6月3日
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』劇場公開。場内販売の冊子『安彦良和~創作の軌跡』に永野氏が寄稿
5月25日
『月刊ホビージャパン』2022年7月号発売。巻頭特集は「ファイブスター物語 電気騎士伝説」で、永野氏のインタビューも掲載。なおボークスの店舗やオンラインショップで購入すると、K.O.G.(IMS1:100パッケージ/HJ表紙)のクリアファイルが付属
5月18日
角川映画祭で高崎電気館(群馬)にて12時15分より「ファイブスター物語」上映
5月15日
角川映画祭で高崎電気館(群馬)にて18時25分より「ファイブスター物語」上映
5月15日
ボークス主催の「ホビーラウンド26」(東京都立産業貿易センター台東館4F)にてHSGKのZ.A.P.を公開
5月10日
NT6月号発売。カドカワストアでの定期購読申込者には特典としてF.S.S.クリアファイル5枚セット第3弾が同梱された
5月7日
角川映画祭で高崎電気館(群馬)にて14時より「ファイブスター物語」上映
5月3日
秋葉原UDXシアター(東京/170名)にて13時よりドリパス主催で<イッキミ>「ファイブスター物語+花の詩女ゴティックメード」復活上映
4月30日
角川映画祭で高崎電気館(群馬)にて14時40分より「ファイブスター物語」上映
4月27日
角川映画祭で高崎電気館(群馬)にて17時40分より「ファイブスター物語」上映
3月29日
ブレンパワード Blu-ray Revival Box(特装限定版)発売。封入ブックレットに永野氏といのまたむつみさんとの対談が掲載
3月23日
レッグファッションについて永野氏が寄稿した記事が、トゥギャッチで公開
1月30日
TOHOシネマズ天神・ソラリア館(福岡/58名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(通常版)」復活上映
1月29日
TOHOシネマズ天神・ソラリア館(福岡/58名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(通常版)」復活上映
1月28日
TOHOシネマズららぽーと富士見(埼玉/369名)にて19時よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(9.1ch特別版)」復活上映
1月27日
TOHOシネマズ仙台(宮城/285名+プレミアボックスシート9名)にて19時よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(9.1ch特別版)」復活上映
1月23日
TOHOシネマズ熊本サクラマチ(熊本/137名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(通常版)」復活上映
1月20日
TOHOシネマズ赤池(愛知/312名+プレミアボックスシート9名)にて19時よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(9.1ch特別版)」復活上映予定
1月16日
TOHOシネマズ日本橋(東京/266名+プレミアボックスシート22名)、TOHOシネマズ梅田・本館(大阪/709名+プレミアボックスシート20名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(9.1ch特別版)」復活上映
1月10日
TOHOシネマズ日本橋(東京/266名+プレミアボックスシート22名)にて11時45分よりドリパス主催で「花の詩女ゴティックメード(9.1ch特別版)」復活上映
 
▼2021年---
12月13日
角川映画祭でところざわサクラタウン・ジャパンパビリオンホールB(埼玉)にて15時05分より「ファイブスター物語」上映
12月9日
角川映画祭でEJアニメシアター新宿(東京)にて20時40分より「ファイブスター物語」上映
12月8日
角川映画祭でEJアニメシアター新宿(東京)にて17時30分より「ファイブスター物語」上映
12月8日
角川映画祭でところざわサクラタウン・ジャパンパビリオンホールB(埼玉)にて16時05分より「ファイブスター物語」上映
 
 2022(令和4)年12月号
 表紙=チェンソーマン(デンジ) 原画=杉山和隆 価格880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●ダイ・グ最後の仕事として星団中に彼の言葉を伝えるべく、チャンダナをを始めとする多くのファティマがリンクを開始した。

【扉絵】フィルモア帝国皇帝騎 ダス・ゴースト ドナウ帝国GTMホルダ23型ディー・ウィリーズ 皇帝騎ダス・ゲスペンスト
●GTMダス・ゴーストの設定線画とその解説。主な内容は、以下の通り。
 ・星団暦初頭にディー・カイゼリン(ドナウ皇帝家配備→詩女譲渡)、ディー・メロウラ(ナキメーカ/マーカス王家配備→ボルガ・レーダー家)、プリンシバル・ボリショイ・グーガント(ダス・カイザース/バルバロッサ王家配備→ブラウ・フィルモア王家)、ディー・ウィリーズ(ダス・ゴースト/サヤステ家配備→フィルモアに返却)が建造された。
 ・ダス・ゴーストの設計はブラウニー・ライド。星団暦451年の詩女暗殺計画ではルドルフ・サヤステの乗騎としてシワルベ内に待機していたらしい。
 ・このGTMを駆るファティマは、カイゼリン・スーツを着用する。現在はチャンダナとコンコードが所持しているが、後に町も着ることが分かっている。

【単行本化による変更点】
-
豆知識
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴと「マグナパレス初立体化!」というアオリが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴと「黄金の騎士、降臨/ファイブスター物語」の文言が掲載(p.11)。

●帝騎マグナパレスの初立体化(アワートレジャー製レジン)にちなみ、その完成品の写真と原型師のインタビューがカラーで掲載されている(pp.56-57)。また裏表紙にもキット完成写真が載っている。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。また「from STAFF ROOM」で角清人編集長は「映画「花の詩女 ゴティックメード」の再上映にリンクしたかのような「ファイブスター物語」の連載内容」は「偶然だと思う」とコメントしている。
広告 ●なし
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.11.1)
 「花の詩女の再上映が始まりました。改めて、わざわざ劇場に来てくださっている皆様に感謝します。アニメーションのもつ色合いの美しさ、そして音響は家庭で見るテレビやオーディオとは違う、その面白さをぜひ劇場で楽しんでいただきたいと思っています(永野護) #ゴティックメード #ファイブスター物語」
 「音響に関しては、10年も前の作品になりますが、派手な機械音はともかく、実は声優さんたちの「声の質感」にもかなりこだわって仕上げたつもりです。」
 「だって、声優さんたちはみな豊かな声質をもった方々ですから、その声の再現に最大の注意を払うのは当然です。手間のかかったカットや作画と同じくらいに「音質」にも時間とコストをかけました(永野護)」
 「日本では特に、メリハリの効いた高音とわかりやすい重低音が好まれているかと思いますが、最も重要なのは「中音域の豊かさ」です。これをおろそかにするとすっかんすっかんの音になり、声優さんの声だけではなく機械音などの重要な高音や低音がうるさいだけになってしまいます。」
 「「耳のいいスタッフを育てる」ことも大切ではないかと思います。なかなかいないんですけれどね……。 と、10年たって言えることでございました(永野護)」
 「④「声」に関しては、まず何より注意を払ったのは、それぞれの声優さんの第一声です。特に折笠愛さんの冒頭のアデムの声にです。 アデムの声は最初に杖を突く「キーン」という音に続く 折笠さんの声を聞いて、「あ、音が凄い」と思ってもらえるよう調整しました(永野護) #ゴティックメード」
 「⑤次はベリンとトリハロンですが、いくら2人とも私生活でもよく知っているとはいえ、川村も望君も仕事の声は普段とは違います。 「響きと声の豊かさ」です。 #ゴティックメード」
 「2人の声をスピーカーを通して聞くまではマジで不安でした。ところが2人とも、期待以上の「見事な声質」だったので、「あー、もう後はどうでもいいわ」と思ったのは事実です(永野護)」
 「⑥そして2人に絡む大塚さんのボットバルトの「バリトンの声」。 ほかのキャラクターとは異なる響きが必要だったのです。ベリン、トリハロン、アデム、ボットバルトという主要4人の声が見事に散りばめられて、演技ともども安心したのを覚えています(永野護) #ゴティックメード」
 「⑦ツバンツヒの琴ちゃんですが、声優と監督という立場では初めての「対決」となりましたが、腹立つくらいにキュートでコケティッシュで温かみと優しさのある声をツバンツヒに当ててくれて、「勝った!」とか、わけのわからない感情が出たのを覚えています(永野護) #ゴティックメード」
 「⑧んで、マウザーの三木君ですが、「なんか君、この作品の正体に気がついてるの??」というくらい……バリバリの「本当のオレはこれじゃ〜」くらいの演技をしてくれて、ブースの向こうで大笑いしてました(永野護) #ゴティックメード」
 「⑨最後はラブの大谷育江さん。 試写後、「ごめんね〜次の機会があったら動物じゃない直立キャラにするからー」とか言ってましたが、カイゼリンの起動する叫び声はイクちゃんの声が最も表に出ております。 まあ、直立キャラと約束はしたけど、人間とは限らない……(永野護) #ゴティックメード」
 「⑩ということで連投になりましたけど、「花の詩女の音響はいいね」と言われるなか、改めて各声優さん方の「声」の響きや凄さも堪能していただければと思っています。 各劇場で皆様、楽しんでくださいませ(永野護) #ファイブスター物語 #ゴティックメード」
 (2022.11.2)
 「⑪琴ちゃんその2 「どんなキャラなんですか?」「いえ、見てのとおりです」と言った心の中では、「実はこの後、女子高生になるキャラ」とか伝えると、琴ちゃんの目がぐるぐる回って大変なことになるので、ぐっとこらえました。 偉い、自分。(永野護) #ゴティックメード」
 「⑫おまけです。 ナレーションの榊原さんは、含みのある落ち着いた声が欲しかった~というのはそのとおりで、収録の時に「ふはは〜〜~榊原さんが20数年前に乗ったキュベレイは、実はオレ様が設計していたのだー」とか言いそうになりましたが、ぐっとこらえました。 偉い、オレ。 #ゴティックメード」
 「だんだんギャグになってきたので、この辺で本当におしまい(永野護)」
 (2022.11.10)
 「リバイバル上映最終日にあたり、永野護からファンの皆様へのメッセージです。 ◆ ◆ ◆ 花の詩女、再上映に来てくださった方々に本当に本当にお礼申し上げます。 何度も言いますが、劇場で見るために多大なコストをかけて来てくださった方々に感謝。」
 「と、言いつつ、再上映前、「10年前の映画に、人来るわけないじゃん!1日数人しか来ないよ!」と、のたうち回り、現実を見たくないので、ネット環境のない実家に戻っていました(実は法事で里帰りですが)。」
 「今週戻ってくると、なんやら結構人が来ているとか、ツイッターのトレンドに何度も上がったとかを聞き、10年ぶり、初公開以来のツイッターでエゴサーチをかけて、見てくださった方々の感想を見ていたのですが、あるわあるわ、すごい数。 あまりの多さに目が回り、寝床に倒れること数回。」
 「初公開時は「最後やられた!」とか「あのエンドロールはなんじゃあ!」とかが多かったのですが、今回の再上映では内容に関する感想が多く、ベリンとトリハロンの心の距離感とか、ロードムービーならではのテンポを楽しまれた方が多くいらしたり、F.S.S.を知らない方にも楽しんでいただけたようですね。」
 「「ロボットアニメ」と思って見た方には申し訳ないのですが、花の詩女は「自然を背景に立場の違う男女の心が交差する映画」です。 アニメ作品としては珍しい、ジム・ジャームッシュやヴィム・ヴェンダースの作品に近いかもしれません。」
 「なので心を入れ替えまして、再上映後の花の詩女公式サイトはロボットから内容に沿った詩女集合に差し替える予定です。」
 「10日間とはいえ、劇場に来てくださった皆様に感謝します。また、初公開時以上の規模と最高のスクリーンで上映してくださったTOHOシネマズ、各上映劇場の方々にお礼申し上げます。 劇場パンフレットが売り切れで買えなかった方は、ぜひオンラインのカドカワストアでご注文ください。」
 「あ、最後、映画とは関係ないですが、明日11日は、盟友の松野泰己君や吉田明彦君の超名作「タクティクスオウガ リボーン」が発売になります! で、仲間になるユニットの魔女、シェリー・フォリナーを川村万梨阿がやっておりますので、仲間にしてこき使ってください! どのルートでもOKだったはず。」
 「つか、アルビレオどこいった?(永野護)」

●ニュータイプ編集部/WebNewtypeのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.11.1)
 「映画「花の詩女 ゴティックメード」が公開10周年を迎えました!  本日から10日間限定でリバイバル上映も始まっています。監督の #永野護 さんから直筆メッセージ(&ベリン役の #川村万梨阿 さんのサイン入り)をいただきました♪ #ゴティックメード #ファイブスター物語」
 なおこのイラストには中心にチャンダナ、後ろにベリン&トリハロンのイラストが描かれ、「10周年デスヨ!!びっくりデスヨ!!見て下サイ!!」つかみろbyチャンダナ」、「花の詩女!!なんと10年。ホントにみなサマのお力でリバイバル!!ありがとうでス!!」「今月のFSSみてびびれボケ」「本編でくそいそがしいときにもー!!」「20500年後こいつらのせいで今本編たいへんなコトになってる」「この人シンセキ?」の文字と永野氏のサイン(2022 Oct)と川村万梨阿さんのサイン(10周年ありがとうございます!)が書かれていた。

 2022(令和4)年11月号
 表紙=機動戦士ガンダム 水星の魔女(ガンダム・エアリアル、スレッタ・マーキュリー&ミオリネ・レンブラン) 原画=(メカ)鈴木勘太、(キャラ)戸井田珠里 定価900円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●ダイ・グ出陣。

【扉絵】枢軸軍の主な国家主席たち
●ウモス国フォッケヴォルフ・ムックル総統、メヨーヨ朝廷クラーケンベール・メヨーヨ大帝(ツァ・ベールI)、ロッゾ帝国レオ・ブーチェル皇帝、ガマッシャーン共和国ナオ・リンドー・レイスル党首(超帝國剣聖デュオ・クルマルス)のキャラシート(カラー)とその解説(クラーケンベールのシートは初出)。主な内容は、以下の通り。
 ・ムックル総統の孫はパートナーにバランシェ・ファティマの「蘭丸」をもつ。

【単行本化による変更点】
-
豆知識 ●この号は2020年11月号以来、1年11か月ぶりに減ページでない通常の連載(扉絵を含め15ページ)。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴと「「花の詩女 ゴティックメード」リバイバル上映!」というアオリが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴと「語り継がれる伝説 花の詩女ゴティックメード」の文言が掲載(p.13)。

●『花の詩女 ゴティックメード』リバイバル上映に際し、カラー3ページに渡って特集が組まれている(pp.56-58)。劇中のコマを使用した解説がある。主な内容は以下の通り。
 ・上映予定劇場一覧(全国52館)
 ・劇場パンフレットを16ページ追加(NT特集記事再掲載、取り下ろしインタビュー等)して再版。劇場先行販売後、公式オンラインショップで取り扱う(税込1650円)。
 ・「ワールドガイド」重版。税込2420円。
 ・映画の制作は角川書店社屋内にスタジオが設置され、当初は2年ほどで完成する予定の企画だった。
 ・映画の時間が約70分だが総作画枚数は13万枚。
 ・マグナパレス仕様のグッズ(ボディバッグ/1万6500円、長財布/1万4300円、腕時計/3万3000円)発売。10月11日より特設ページで受注開始。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。また「from STAFF ROOM」で角清人編集長は「(ゴティックメード・リバイバル上映)劇場先行販売するパンフレット10周年版も制作中」とコメントしている。
広告 ●「花の詩女 ゴティックメード」公開10周年リバイバル上映(p.12)。キービジュアルのカイゼリンにトリハロン、ベリン、ツバンツヒ、マウザーの劇中コマを挿入。2022年11月1日~10日までTOHOシネマズ新宿ほか全国52館で上映予定。
その他 ●アニメやゲーム等とコラボしたファッションアイテムを手がけるSuperGroupiesから、マグナパレスをモチーフにした受注生産グッズが2022年10月11日より予約が開始された。アイテムは、ボディバッグ(税込16500円)、長財布(税込14300円)、腕時計(33000円)の3点。これに伴い、監修を行った永野氏の書面インタビューの記事が公開された。内容は以下の通り。
 KADOKAWA(角川書店ブランド)が発行するアニメ雑誌「月刊ニュータイプ」にて連載されている 長編漫画『ファイブスター物語』とのコラボを記念して、原作者の永野護氏にインタビューを実施。 ご自身が思うF.S.S.のファッション観や、 今回ご監修いただいたコラボアイテムについてお話を伺いました。──キャラクターのコスチューム・デザインに強いこだわりを感じますが、どのようなところからインスピレーションを受けられているのでしょうか? デザインというものを職業としている、または作家として身を立てているわけですが、インスピレーションは全くありません。 自分の見てきたもの、感じたものが頭の中に詰まり、そこからいろいろ出てくるという感じですので、何かを見て触発されたとかというものはプロになる前、自分の作風が出来上がる前に終わっています。自分の中では『銀河漂流バイファム』を手伝わせて頂いた頃はまだそのインスピレーションというものや何かの影響を受けたものというのがはっきりとありました。大河原(邦男)さんの作ったロボットであるとか、かつて見てきたSF作品であるとかですね。 しかし、次の『重戦機エルガイム』においては、そういった「何かから影響を受けたデザイン」というものが一気になくなって、自分が好き勝手描いたものを形にまとめていくという作業になったと思います。 まあ、さらに次の『機動戦士Zガンダム』ではその好き勝手を制御して前作のガンダムのイメージを引き継ぐデザインを要求されましたので、どこでバランスを取るかの葛藤はありました。──コスチュームを描く上で心がけていることはありますか? 質感です。 漫画の中でも、例えばTシャツだろうが、上着のスーツ生地や分厚い生地だろうが、なぜかすべて同じ「しわ」で描かれていたりします。一般的な漫画の表現としては間違っていないのですが、薄い生地と厚い生地、硬い生地と柔らかい生地ではしわはまったく違います。 F.S.S.でも騎士達の着る制服は上質なフラノなどが使ってあるのでほとんどしわはないのですが、ベルベットやシルクのような柔らかい生地は、しわはないけれど、そのドレープや動きによってなめらかなラインが出るとか、そういうこだわりはあります。麻のような光が当たってもつや消しのマットな表現や、襟に使われるベルベットやキュプラのような柔らかい光沢が出るとかですね。 あとは『(重戦機)エルガイム』からの特徴ですが、キャラクターの服の縫製ラインや縫い目を可能な限り描こうとはしています。 ともかく、「記号」的な描き方にならないようにいつも注意しています。──今後、作品内で展開してみたいファッション・スタイルはありますか? ファッションはその時その時の自分の感覚なので、そういう発想自体がありません。 自分でも次にどういうラインが出てくるのか見当も付きません。次に自分がどういうデザインラインのものを作るのかということが、自分の楽しみでもあります。──キャラクターのコスチュームの中で、思い入れの強いものはありますか? デザイナーとしてよく出来たデザインのものは自分なりに評価していますが、かといってこれが一番良い出来だとか、代表デザインだとは言いたくありませんし、思い入れの強いものはないと断言出来ます。これはロボットデザインもキャラデザインも同様です。──マンガを描く上で一番大切なことはなんでしょうか? 体力と気力ですね。あと月並みな言い方ですが健康を維持すること。 才能より遙かに大切なことですが、当たり前すぎて、多くの方にはピンとこないと思いますが、プロとして数年やれば誰もが嫌でも気がつくはずです。 まだプロになっていないとか職業にしていないという立場の方にはわからないのも仕方がありませんが、まあプロになったからこそ気がつくことなので、とても表現が難しいのです。 「きちんと続ける」これは才能ではなくて、体力だと思います。──今回ご監修いただいたアイテムについてのご感想をお願いします。 財布やバッグなど、とても丁重に作ってあり、ちょっとびっくりしました。 高級な素材を使うとか手間がかかっているとか、そういうわかりやすいものではなく、ちょっとしたところ、ジッパーがストレスなく開け閉めできるとか、製品を手にした時に引っかかりがないとか、触った感触であるとか、素体そのものがとても良く出来ていると思います。かつてのグッズと違い、「ぱっと見、キャラグッズとわからない」または「思いっきりキャラクターを主張させる製品」というものにシフトしてからずいぶん経つと思いますが、丁度いい感じにこなれてきている時期なのだと思います。内側や裏側など、買った人にしかわからないにんまり出来るポイントも可愛くていいと思います。 今後も何かありましたら作ってください。2022年9月 書面にてインタビューを実施 永野護先生、お忙しい中お答えいただき誠にありがとうございました。

 2022(令和4)年10月号
 表紙=リコリス・リコイル(錦木千束&井ノ上たきな) 原画=いみぎむる 定価880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●敵に包囲されて脱出不可能となったクリスティン救出のため、ダイ・グはチャンダナを伴い、最後の出撃を決意する。

【扉絵】ブーレィ傭兵騎士団M103型 GTMロウカン
●GTMロウカンの線画と解説。主な内容は以下の通り。
 ・ロウカンはブーレィ傭兵騎士団で指揮官クラスが使用するGTM。頭部はウサギや鹿など、動物を連想させるものが多い。
 ・ナカカラ戦参加中の「朱」のロウカンは、騎士ドリュー・ゼレが搭乗。
 ・2989年のジュノー戦でゼレはハグーダ城での宴会には参加していたが、戦闘には不参加。
 ・3069年のナカカラ攻防戦に参加しているブーレィは、紫紺、翠、茶、朱の4騎。
 ・ドリュー・ゼレ将軍は、ノイエシルチス元氷グループ指揮官でシステムカリギュラ配下の騎士。
 ・現在、氷グループは解散しており、存在していない。
 ・ブーレィの「空」の騎士はかつて(2989年以前)、アイオ・レーンだった。
 ・ほとんどのGTMは身長27m前後。

【単行本化による変更点】
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豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴと「B2ポスターで1/24ダッカスを掲載&「花の詩女 ゴティックメード」10周年企画!!」というアオリが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴと「付録①B2ポスター/ファイブスター物語」の文言が掲載(p.11)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。
広告 ●Newtype定期購読第3弾特典(p.74)。カドカワストアよりNTの定期購読を申し込むと、特典「ファイブスター物語」A4サイズクリアファイル5枚セット第3弾がもれなくもらえる、としてそのイメージ画像(ハロ・ガロ/ボイズオーバーGA2/バーガ・ハリBS-R/ハイレオンHL-1 SR3c/バーガ・ハリKK-le/「裏面には搭乗する騎士とファティマも!」としてナルミ・アイデルマとビューリー)がカラーで小さく掲載されている。年間購読料10000円(税込)。

●「特報」として『花の詩女 ゴティックメード』10周年リバイバル上映決定(裏表紙)。「星団暦451年、事件は起こった」というアオリとキービジュアルのカイゼリン、F.S.S.のロゴが掲載。期間は2022年11月1日(火)~10日(木)までの10日間限定で、TOHOシネマズ新宿ほか全国約50館で上映予定、詳細は後日発表、とのこと。
付録 ●付録ポスターは、ボークス製1/24スケールモデル「ダッカス・ザ・ブラックナイト」(※8月の「ボークスF.S.S.シリーズ展inホビー天国2 2022夏」で公開された非売品モデル)のほぼ実物大の写真。解説には、既存商品のスケールアップではなく、見栄え重視で永野氏より細部のサイズ調整等の指示があった、と付記されている。
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.9.8)「9月9日発売のニュータイプ10月号。B2ポスターのスペースを使って、ボークス製1/24スケールのダッカスが掲載されています。実物をなかなか見られない方も、その大きさを感じていただければ!ただし可能な限り原寸大であることを優先した結果、全身は入ってません」(※ポスターとNT誌の写真付き)

 2022(令和4)年9月号
 表紙=ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season(綾小路清隆) 原画=森田和明 定価880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●ナカカラでの戦闘に対し、ガマッシャーン共和国国会では自国軍の存在意義を示せと論戦が交わされるが、ナオ・リンドーはフィルモアが関係していることに勘づいていた。一方、ナカカラで繰り広げられている戦線に、新たにブーレイが加わる。

【扉絵】宇宙用GTM バーガ・ハリ ダンダグラーダ
●GTMバーガ・ハリ ダンダグラーダのキャラシート(線画)とその解説及び永野氏のコメント。主な内容は、以下の通り。
 ・宇宙用GTM バーガ・ハリ ダンダグラーダの詳細は、単行本17巻巻末にカラーで詳しい説明が掲載される。
 ・ファティマ脱出カプセル排出口が後頭部に付いている、背面の輻射フライヤーと頭部、腕フライヤー以外は通常のバーガ・ハリと同じ。
 ・エピソード「緋色の雫」はそれほど長くなく、年内に終わる予定。クライマックスはアッと驚く展開に。
 ・単行本17巻は表紙カバー以外の作業は全て終了。年内発売を目指している。
 ・「デザインズ7」は大物が多すぎるため、進行を止めている。「緋色の雫」登場のメカ、キャラだけでデザインズ1冊できるのではないか、と葛藤している。

【単行本化による変更点】
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豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【メスティ・ウラスバーン】…ハツーダン名家のひとつウラスバーン家の当主でレイスル3当主のひとり(『F.S.S. DESIGNS 6』p.54)。ナオ・リンドーの右手側で居眠りしている人物。

●【ヤオーニ・マルグレス4世】…ハツーダン名家のひとつマルグレス公家の当主でレイスル3当主のひとり。マルグレス家はマグマ・バイブレーション山脈から大量の資源を採掘精製する事業を仕切っている名家のひとつ(『F.S.S. DESIGNS 6』p.54)。ナオ・リンドーの左手側の人物。

●【ファティマ”ヨーキ”】…バランシェがファクトリー時代に作ったファティマで、サロメたちと同時代のファティマ(『F.S.S. DESIGNS 2』p.73)。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.11)。

●NEWTYPE EXPRESSのコーナーで、ボークスよりGTM"破烈の人形"のガレージキットが今秋発売予定という記事がある(p.135)。秋葉原ホビー天国2(東京)で開催中(~8/28)の「F.S.S.シリーズ展」で、Z.A.P.などとともに実際の完成品を見ることができる、としている。完成写真がカラーで小さく掲載。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。
広告 ●なし

 2022(令和4)年8月号
 表紙=かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-(四宮かぐや) 原画=八尋裕子 定価860円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●元老院がミヤザへ下した作戦は、北部ナカカラをバッハトマへ与える替りに、残りのナカカラをフィルモアが占領することだった。一方、クバルカンのノンナは経済面での他国支配を目論んでいた。

【扉絵】薔薇の剣聖 マドラ・モイライ ミラージュ騎士団エースナンバー
●マドラ・モイライのキャラシート(新規初出/カラー)とその解説が少し掲載。主な内容は、以下の通り。
 ・GTMに乗ることはない。星団暦での正式な剣聖には組み込まれない。
 ・剣聖の力と、超帝國プロミネンスの思念を受け継いだ知識で人々を助ける。
 ・単行本第17巻では、ほぼ主役。
 ・剣聖マキシの後見人。
 ・お詫び…先月号(2022年7月号)で、ダイ・グの回想シーンで「3年前」としていたのは「32年前」の間違い。

【単行本化による変更点】
-
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.15)。

●「NEWTYPE EXPRESS」のコーナーで、『「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」公式記録全集―BEYOND THE TIME―』の記事がある(p.122)。それによると、この本はデザイン原案等の素材も収録した設定集1冊と、富野由悠季監督による絵コンテ2冊で構成され、永野氏による未公開ラフ案にコメントを寄せている、としている。プレミアムバンダイ内「サンライズストア」にて2022年7月15日まで予約受付、9月22日発売、価格1万4300円。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.148)。
広告 ●Newtype定期購読第3弾特典(p.68)。カドカワストアよりNTの定期購読を申し込むと、特典「ファイブスター物語」A4サイズクリアファイル5枚セット第3弾がもれなくもらえる、としてそのイメージ画像(ハロ・ガロ/ボイズオーバーGA2/バーガ・ハリBS-R/ハイレオンHL-1 SR3c/バーガ・ハリKK-le/「裏面には搭乗する騎士とファティマも!」としてナルミ・アイデルマとビューリー)がカラーで小さく掲載されている。年間購読料10000円(税込)。
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.7.7)「アトリエを整理していたら、いろいろと発掘されたもよう。その2(おしまい)」
 ※添付された写真には、以下の物が写っていた。
  ・アニメック1984年7月号ピンナップの原画(エルガイムMk-II頭部に埋め込まれた全裸のファティマ)
  ・モデルグラフィックス別冊「ガンダムウォーズ/プロジェクトZ」カバーを外した内側に描かれたイラストの原画(百壱式/カミーユ/エマ)
  ・PCモニター画面(ジャコー・クォン・ハッシュ/GTM B3アストラガルス賽星/ファティマ・ヴィンティン)
  ・他に、グスコ・グルゥ/ファティマ・シェラスタ/?のキャラシートのラフ、F.S.S.連載原稿の一部(NT2022年1月号pp.62-63の下部)、リラックマのポーチも写っている。

 (2022.7.6)「アトリエを整理していたら、いろいろと発掘されたもよう。その1」
 ※添付された写真には、以下の物が写っていた。
  ・F.S.S.単行本12巻表紙イラストの原画。
  ・マイアニメ1984年9月号表紙イラストの原画(ダバ&クワサン)

●永野護作品公式アカウントのtwitter(2022.7.7投稿)に対し、ニュータイプ編集部/WebNewtypeのtwitterでは以下のような投稿があった。
 (2022.7.8)「月刊ニュータイプ8月号は本日発売です。 ところで。このお写真のモニターにしれっと映っているものについては、たぶん、ニュータイプ9月号以降で説明があるのではないかと……。 #ファイブスター物語」

●2022年7月14日、F.S.S.単行本第1巻のフランス語版が発売されたことにちなみ、Noeve Grafx社のtwitterで、永野氏のコメント動画が投稿された(7月22)。内容は以下の通り。
 「Bonjour!Je suis Mamoru Nagano.The Five Star Stories en version française est lancé!Merci!
 フランスの皆さん、初めまして。デザイナーで漫画家でアニメーションディレクターの永野護です。この度、僕のコミック、ファブスター物語(ストーリーズ)がフランス語版がなんとフランスで発売されることになりました。本当にこう…出版もそうですし、翻訳も大変な中、沢山の方々の協力で出版できることになったことにお礼を申し上げます。もちろん待っていて下さったフランスのファンの方々にも楽しんで頂ければいいなと思っています。
 ファイブスター物語(ストーリーズ)というのは日本の漫画なんですけど、ちょっとまぁ、アニメ関係者が描いているという、とても特殊な漫画です。1986年からすごい現在に至るまでまだ連載しているというとても長い漫画なんですね。よく言われる魅力、この漫画の魅力とかいうのは、ひとつに派手なロボット、複雑な何か格好いいロボットがワシャワシャ出てくる、煌びやかなね…何て言うのかな…すごい煌びやかなキャラクターが派手な衣装を纏って出てくる、色んな魅力はあるとは思うんですね、ビジュアル的にも。でもまぁ、複雑な歴史とか、物語とか、何年も何年もかけて収束する物語とか、色んな方が色んな楽しみ方をされている漫画です。だからロボットだけが好きとか、出てくる女性のファッションがとても好きとか、話がとても好き、戦闘シーンが凄いとか、もう本当に色んな要素が集まってまして、偏にアクション物だから面白いとかですね、そういう感じの話ではありません。でもこれを機会にフランスの方々にも僕の作品を色んな楽しみ方があると思いますので、楽しんで頂ければとても嬉しいです。それでは皆さん、よろしくお願いします。」

 2022(令和4)年7月号
 表紙=映画「五等分の花嫁」(中野一花、中野二乃、中野三玖、中野四葉、中野五月) 原画=杉村絢子 定価860円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●ナカカラ防衛の本陣にいるクリスティンは、シャルデファーで託されたダイ・グの言葉を思い出す。一方、クラーケンベールは今回の戦に対し、疑念を抱いていた。

【扉絵】GTMのコクピット
●映画『花の詩女 ゴティックメード』作中の一コマを用いたコクピット(GTMホルダ13「ライン」のコクピット)の解説。ファティマ側のコクピットも付記している。

【単行本化による変更点】
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豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【3年前】…クリスティンがシャルデファーでダイ・グ、茄里、アラン・リーと行動を共にしたのは星団暦3037年(F.S.S.単行本16巻「スプラウト・ソング~ショウメ争奪戦」)。本号連載時の現在は星団暦3069年なので、「3年前」ではなく「32年前」が正しい。ただし、このシャルデファーのシーンが連載されたのはNT2019年6、7月号なので「西暦」でいえば「3年前」ではある。
 なおNT2022年8月号掲載の連載扉絵(p.55)で、「「3年前」となっておりましたが、「32年前」の間違いでした」と作者はコメントしている。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.11)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.150)。また、読者プレゼントとして5名に「ファイブスター物語」特製トートバッグ(ダ・ヴィンチストアにて販売中)があり、その写真がカラーでかなり小さく掲載されている(※かろうじてバッグの形が分かる程度で、図柄のM.G.P.は判別できない)。
広告 ●なし

 2022(令和4)年6月号
 表紙=SPY×FAMILY(アーニャ・フォージャー、ヨル・フォージャー、ロイド・フォージャー) 作画=亀谷響子 定価880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本18巻pp.-
●枢軸軍がナカカラへ一気に攻め入り、フィルモア軍は応戦する。一方、ナカカラ王都に駐屯するAP騎士団ディスターヴ隊の支隊長ターナー・ラドンウェイは、この戦況を不審に思っていた。

【扉絵】なし
●本編がそのまま開始されている。

【単行本化による変更点】
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豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【パンツァー・カイル】…第2次世界大戦中、ドイツ陸軍が行った戦車による楔形陣形で、突破を目的とする戦法。

●【バーガ・ハリFTR】…バーガ・ハリFR。ディスターヴ隊が使用するバーガ・ハリ。ちなみにフィニトライブ(Finitribe)はスコットランドのハウス・ミュージック・グループ。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴと、「特製クリアファイル付録/Z.A.P.立体モデル発表記念」というアオリが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴと、「クリアファイル/ファイブスター物語」、「最強の意匠/物語の象徴的な存在であるロボット「Z.A.P.」がついにガレージキットで登場」という文言が掲載(p.11)。

●ツァラトウストラ・アプターブリンガー(Z.A.P.)の立体モデルがボークスより発売されるとして「最強の意匠」と題した特集が組まれている(PP.48-49)。キットや騎体の解説、開発者のコメント等を写真入りで掲載している。2022年5月15日開催の「ホビーラウンド26」で実物を展示する。事前抽選制(計3回予定)で完全受注生産予定、予価18万4800円(税込)、2022年秋お届け予定。なお5月25日発売の『月刊ホビージャパン7月号』では永野氏のインタビューを掲載するとのこと。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.142)。また「from STAFF ROOM」で角清人編集長はZ.A.P.立体モデルの監修に立ち会って実物を見ているが「なんて美しい、ロボット」のひと言に尽きる、とコメントしている。
広告 ●Newtype定期購読第3弾特典発表(p.2)。カドカワストアより年間一括購読を申し込むと、特典「ファイブスター物語」A4サイズクリアファイル5枚セット第3弾がもれなくもらえる、としてそのイメージ画像(ハロ・ガロ/ボイズオーバーGA2/バーガ・ハリBS-R/ハイレオンHL-1 SR3c/バーガ・ハリKK-le/「裏面には搭乗する騎士とファティマも!」としてナルミ・アイデルマとビューリー)がカラーで小さく掲載されている。なお2022年5月27日より定期購読の価格が9800円(税込)から10000円(税込)に改訂されるとのこと。
付録 ●特製クリアファイル。絵柄は、Z.A.P.(全身)のキャラシート。ウラ面はF.S.S.のロゴとNTのロゴのほか、「月刊ニュータイプ72022年6月号付録/分売付加」等の記載がある。
特典 ●カドカワストアにてNT誌定期購読申込者に、特典として「ファイブスター物語」A4クリアファイル5枚セット第3弾が同梱発送された。クリアファイルの絵柄(いずれもキャラクターシート)は以下の通り。
 ・バーガ・ハリKK-le/ナルミ・アイデルマ&ビューリー
 ・ハイレオンHL-1 SR3c/セイレイ・コーラス&ラ・シクローン
 ・バーガ・ハリBS-R/ワンダン・ハレー&ビルド
 ・ボイスオーバーGA2/グレース・スドール&マドリガル・オペレッタ
 ・ハロ・ガロ/ナオ・リンドー&令令謝
 なおオモテ面はF.S.S.のロゴ入り、ウラ面はNTのロゴと「月刊ニュータイプ定期購読特典 NOT FOR SALE」と書かれている。
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった(2022.5.10)。
 (投稿3回目)「付録のクリアファイルに使われている「ツァラトウストラ・アプターブリンガー」のイラスト、カラーでニュータイプ本誌に登場するのは、初です(公式サイトには少し前から掲出していました) ということで、立体モデルと合わせて、イラストもご堪能ください♪」
 (投稿2回目)「月刊ニュータイプの定期購読の情報です。 特典の「ファイブスター物語」のクリアファイルセットは今回からGTMのデザイン画になります。もう片面には搭乗する騎士とファティマの姿も。 ニュータイプ6月号でも紹介しているので、チェックしてみてください!」
 (投稿1回目)「月刊ニュータイプ6月号は本日発売。「ファイブスター物語」の連載はもちろんですが、「ツァラトウストラ・アプターブリンガー」の立体モデルの紹介記事や、クリアファイル付録など、いつもよりFSS要素増しでお届けします。ニュータイプの定期購読の特典情報も更新されていますよ!(※NT2022年6月号表紙、付録クリアファイル、連載ページ見開きの写真付き)」

※2022年5月25日、『月刊ホビージャパン7月号』発売。巻頭特集は「ファイブスター物語 電気騎士伝説」で永野氏のインタビューも掲載されている(pp.068-069)。なおボークスの店舗及びオンラインショップで購入すると、K.O.G.のクリアファイル(オモテ;IMS1:100のパッケージ写真/ウラ;同誌表紙写真)がもらえた。

 2022(令和4)年5月号
 表紙=かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-(古賀葵&白銀御行) 原画=八尋裕子 特別定価880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Lighthouse of Karmantho Both 3069
 アクト4-4 カーマントーの灯火 おわり

第6話 時の詩女(とわのうため) The Majestic Stand=Towa no Utame
 Act5-1 Nacacara Defence Both 3069
 アクト5-1 緋色の雫

【ストーリー】単行本17巻pp.194-205
●入浴中の桜子を覗いたログナーは、彼女をフロート・テンプルに誘う。一方、ナカカラに駐屯するフィルモア軍は、再び戦闘が始まる。

【扉絵】ログナー&イエッタ
●イエッタに肩車されているログナーが描かれているが、内容はそのまま本編へ繋がっている。単行本未掲載。

【単行本化による変更点】
●NTp.66/単行本17巻p.200…NTでは「ナカカラ王国 王都北部」となっていたが、単行本では「ナカカラ王国 王都近郊」となっている。

●NTp.71/単行本17巻p.205…NTではエピソードタイトルの上にF.S.S.のロゴが入っていたが、単行本では削除されている。
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.15)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.156)。また「from STAFF ROOM」で角清人編集長は「来月号でFSSのアレの発表ありますよ!」とコメントしている。
広告 ●なし
その他 ●ダ・ヴィンチWebのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.4.14)「#ダヴィンチストア 新商品� #ファイブスター物語 がトートバッグになりました #KADOKAWA の文芸コミックラノベから人気作品の名言名シーンを集めたトート&マルシェバッグコレクション第3弾となります。4月20日発売予定。 表にはGTMマグナパレス、裏面にはロゴがあしらわれています。」

 2022(令和4)年4月号
 表紙=「鬼滅の刃」遊郭編(宇随天元&妓夫太郎) 原画=佐藤美幸 特別定価880円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Lighthouse of Karmantho Both 3069
 アクト4-4 カーマントーの灯火

【ストーリー】単行本17巻pp.184-193
●蜂起に傾き始めた鉱山労働者の集会で意見を求められたマグダルは、今はまだその時期ではないと述べる。一方、フィルモアのアドーはナカカラに侵攻するため、独断でバッハトマ枢軸軍と密約を交わした。

【扉絵】パーティクル・プリンセス 素子姫~ヴィス・モナーク
●素子姫(イエッタ)のキャラシート(カラー)とその解説、及び永野氏のコメントが掲載されている。主な内容は以下の通り。
 ・素子姫はモナーク・セイクレッドの制御装置として生み出された数式理論体。
 ・モナークは自分の制御装置再構築をアルセニック・バランスに託したがかなわず、子のバランシェがファティマとして成果を挙げた。
 ・今月、来月号は連載ページ数が減っている。理由は「アクト5 ナカカラ防衛戦」から終盤エピソードに登場するGTMデザインのため。
 ・ナカカラ防衛戦は、ほぼGTM戦だけの短いエピソードで、ミノグシアの戦いは終盤へ向かう。
 ・その後はヨーンの「トラフィックス4」、「エンペラーズ・ハイランダー」、ヨーンの締めとなるエピソード「トラフィックス・ターミナル」と続く。
 ・単行本17巻はNT2022年5月号連載分までを収録する予定。ただし、17巻を出す前に「デザインズ7」を発表するつもり。※実際には単行本17巻が先に(2023年3月10日)発売された。

【単行本化による変更点】
●NTp.59/単行本17巻p.191…NTでは「ボォス星衛星軌道上」となっていたが、単行本では「=ボォス星= 衛星軌道上」となっている。
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は4ページ少ない11ページ。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。また「組立式卓上カレンダー/ファイブスター物語」の文言もある。

●目次にF.S.S.のロゴと「組立式卓上カレンダー/ファイブスター物語」の文言が掲載(p.11)。

●綴込み付録として、F.S.S.のイラストを用いた組立式卓上カレンダーがある(pp.75-76)。「卓上」とはいうものの、三角に折って立てるだけのタイプ。載っている絵柄は、破烈の人形、ツァラトウストラ・アプター・ブリンガー、バーガ・ハリBSコブラ、ディー・カイゼリン、ダッカス・ザ・ブラックナイト、マグナパレスのキャラシート(カラー)。なお、この卓上カレンダーの「作り方」のページにもマグナパレスとダッカスのキャラシート(カラー)が用いられている(p.79)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.146)。
広告 ●なし
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.3.24)「コメントを寄稿させていただきました。」

 これは、主に靴下の製造・販売を手がけるフランチャイズチェーン靴下屋などを展開・運営するタビオ株式会社の公式アカウントのtwitter(Tabio 靴下屋)が2022年3月23日に「【原作者コメントあり】「靴下屋」中の人が熱く語る『ファイブスター物語』の靴下やタイツ設定のココがすごすぎる - トゥギャッチ  1号さすがだわ!!! 7号」と投稿したことに関係している。

 もともとは川村万梨阿さんが2022年1月30日、公式アカウント(川村万梨阿☆公式情報)のTwitterにて映画『花の詩女 ゴティックメード』の関連グッズで、ドナウ帝国のマーク等を入れた靴下のサンプル制作を靴下屋に依頼したその完成写真を投稿したのが発端。その時の投稿は以下の通り。
 「いろいろな方から「靴下屋」さんのツイートを見たと教えていただいて11年も前のことを思い出すなど・・・」
 「実はその頃制作中の『花の詩女 ゴティックメード』の雑用をこっそり担当したりもしていて、グッズ関連のアドバイザーもしたのですけど当時もの凄く頑張って自費でサンプル作成してプレゼンしたのに通らなかった企画があって残念な思いをしたFSS靴下を供養させていただいても良いですか?」
 「当時、「靴下屋」さんでは吉祥寺店で刺繍のカスタムオーダーを受け付けて下さっていて、企画会議に持って行くべく10パターンほど「個人客」として靴下をオーダーしました。 当然靴下屋さんはそんな目的のモノだとは夢にも思わなかったと思います。(※ミラージュ、コーラスのマークの入った白/黒の靴下の写真を掲載)」
 「ミラージュ、トリオ、それからドナウ帝国と詩女の紋章をお願いして期待以上の製品が出来上がった時には胸躍りましたが、残念ながら企画は通りませんでした。代わりにミラージュのポロシャツは採用されたのでしたが。(※ドナウ帝国、詩女の紋章入りの白/茜色の靴下の写真を掲載)」
 「この他にもミラージュとトリオのニーハイソックスもあり、レースの付いた子供用のミラージュハイソックスは自分でもお気に入りの出来でした。(※ミラージュのマークが刺繍されたレース付きの白いソックスの写真が掲載)」
 「実はこのサンプルが出来たと連絡をいただいたのは2011年3月20日。東日本大震災直後で呆然としていた最中、スケジュール通りに仕上げて下さった靴下屋さんには頭が下がったと同時に力強い希望も届けていただきました。 その職人魂に感謝と尊敬を捧げております。(ミラージュ、コーラス、詩女、ドナウ帝国のマークが入った白/黒の靴下の写真が掲載)」
 「あれから11年、無事『花の詩女 ゴティックメード』も公開され、靴下屋さんは変わらずご清栄でいらっしゃる事を嬉しく思っております。こっそりオーダーした得体の知れない注文主に地震もものともせず職人魂を見せつけてくださった事、感謝を込めて今告白させていただきます。ありがとうございました。(※白い靴下に入ったドナウ帝国のマークの刺繍のアップ写真が掲載)」

 その後、これらに関係するTwitter投稿・話題をプロのライターがまとめて紹介するサービス「トゥギャッチ」の記事に永野氏が寄稿した、というもの。その記事は、以下の通り。

 「【原作者コメントあり】「靴下屋」中の人が熱く語る『ファイブスター物語』の靴下やタイツ設定のココがすごすぎる とても熱いコメントと解説をいただきました 映画やドラマ、アニメなど創作物における職業や文化、ファッションなどの設定や表現を専門家が見ると、実際とは違うことも多々あるようで、最近でもそうした専門家の指摘がTwitter上で賑わっていた。そんな中、靴下の企画・製造・販売を行っている「靴下屋」のTwitterアカウント(@Tabio_JP)が、「ファンタジー作品における靴下・タイツの表現はほとんど間違っている」としながらも、ある作品については「つじつま合わせが天才的」と絶賛したツイートが話題になっている。
 「(Tabio靴下屋2022.1.26投稿)専門家の立場から申しますとファンタジー作品における靴下・タイツの表現はほとんど間違ってますけど、無粋なんでなんとも申しません。(デザインの幅がめっちゃ狭まる) 繊維やタイツ・靴下などの舞台設定のつじつま合わせが天才的なのはファイブスター物語です。(布教者の顔) 1号」
 同アカウントはさらに、「タイツの正しい表現は『ショース』」であること、タイツといえば女性が履くものであるイメージだったが実は男性の着衣から始まったことも解説。Twitterユーザーからは「さすが靴下の専門家」との声も上がり、その様子はTogetterにまとめられている。靴下屋さんがツイート内で絶賛した作品とは『ファイブスター物語』(以下、FSS)。アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」(KADOKAWA)にて1986年より連載中で、単行本は現在16巻まで刊行。劇場版アニメ化もされている名作漫画だ。靴下屋Twitterアカウントは複数人で運用されており、このツイートを投稿したのは「1号」さん。普段は自社で販売中の製品PRを中心に投稿しているが、Twitterユーザーの間では以前から「1号」さんは「何かと『FSS』を推してくる」ことでも知られている。
 「(Tabio靴下屋2015.7.7投稿)ファイブスター物語と言えば 三つ折靴下 https://tabio.com/jp/detail/021130813/ と ストッキング http://tabio.com/jp/search/?word=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0 #偏ったイメージ #ファイブスター物語 #FSS #ファティマ」
 『FSS』がどのように「つじつまを合わせている」のか、1号さんからぜひ聞きたいもの。そこでトゥギャッチ編集部が1号さんに解説をお願いしたところ快く引き受けてくださり、解説を寄稿していただくこととなった。 次から1号さんによる解説文を掲載するので、ぜひ最後まで楽しんで欲しい。」

 「『FSS』を推す理由 私が『FSS』に熱狂してしまった理由は、その素材に関する知識、そしてそれを物語に入れ込む力がずば抜けているからです。『FSS』は1986年より連載がスタート(※1)しており、ロボット(正確にはMH…モーターヘッド、現在ではGTM…ゴティックメード)の存在は認識していたものの、オタクであった私にとっても「過去のもの」であり、「古いもの」という認識をずっと持っていました。しかし、2015年頃に何気なく『FSS』1巻を手に取ると「過去のもの」という認識は崩れ去りました。1986年に生み出されたものと思えぬ設定の斬新さ、そして今も連載が続いているエネルギーに圧倒されたのです。そして、物語に出てくるキャラクターたち、特にファティマ(※2)たちのレッグウェアーの描写の細かさに私は感銘を受けました。
 ※1…アニメ雑誌『月刊ニュータイプ』にて連載
 ※2…作品内に登場する有機的人造人間の呼称。
 「圧倒的な素材知識」に感動 まず私が一番感動したのは、圧倒的な素材知識です。ファティマは「天然素材(ナイロンも含む)以外では肌荒れを起こす」という設定です。そんな設定を取り入れた漫画作品を今まで見たことがありませんでした。さらに、設定で「そのために何万年ものあいだ、作る技術が失われていた天然繊維の技術が復活した」という熱の入れよう。オタクとして見ると、この設定があると「私たちがよく知っている世界の延長線上に見えて、全く異なる世界である」と認識できるのです。さらに、ファティマという「騎士だけが連れていける、非常にお金のかかる存在」という設定に重みが増すのです。そう、「服の素材」というだけでも!です。
 作者は「カラータイツ」の流行を予言していた!? また、服の描写も素晴らしいです。タイツについて説明すると、例えば1998年に刊行された『FSS』9巻のカラービジュアルにおいて、キャラクター達のタイツは既に「カラータイツ」。これはとても「早い」です。なぜなら靴下屋がカラータイツを取り揃えて「第一次カラータイツブーム」を生み出したのは1999年頃。つまり、作者の永野護先生は靴下販売が本業の会社よりブームを先取りしていたのです。果たしてどこにヒントがあったのかは定かではありませんが、永野先生はカラータイツの登場を予言していたと言っても過言ではないと思っています。また、『FFS』13巻のカラーページではタイツとシースルーソックスの組み合わせ、そしてほぼ同時期に弊社も提唱し始めた「ニュアンスカラー(やや燻んだ色)」を非常に多くのキャラのファッションに取り入れています。また、剣聖・慧茄(えな)の足元を注目すると「ほぼ肌と同色だが、やや燻んだ色をパンプスと合わせる」という非常に上級なテクニックを行なっています。永野先生のデザインは、どうしても「奇抜さ(ハイファッション)」なところに目を奪われてしまいがちですが、細部に非常に深いファッションに対しての理解と、予見が含まれています。なお、登場人物のひとり、ブラウ・フィルモア女王がベージュタイツをストッキングがわりに着用していますが、このテクニックは去年(2021年)から今年にかけて流行ろうとしています。永野先生のデザインを見るたびに、その「未来感」に感嘆してしまいます。もはや預言者です。
 1号さんはTwitterでの投稿が注目された直後のタイミングで、noteに「個人的に、ここがすごいよFSS」という記事を公開しているので、興味のある人はこちら(※)も合わせて読んで欲しい。……ここで、1号さんの寄稿を読んだ、あの方からの「ひとことコメント」をご紹介したい。あの方とは…そう、原作者の永野護先生だ。今回の記事を公開するにあたって、トゥギャッチ編集部が諸々の確認と許可を取るために問い合わせたところ「永野護先生からの監修」をいただけることとなったのだ。ここに全文を掲載しよう。次ページ:原作者から『靴下屋さんへコメント』」
 「(※)個人的に、ここがすごいよFSS 文明が非発達な世界観の作品において、「ナイロン」や「ポリエステル」 「ポリウレタン 」などの石油由来の化学繊維が来ると「お?」っとなってしまいます。しかしながら、無粋。なんと無粋。だってそんな事を言ってしまうと、衣装の幅がバーン!と狭まるし、キャラクターデザインをする人がみんなそんな知識を持たねばならないなんて、なんて意味のない。例えば、「迷彩柄」迷彩柄を商品に付ける時、デザイナーは「かっこいいから」付けるんですけど、ミリタリー を齧った私は、「これは〇〇迷彩だから、この色おかしくないか?」とかは思います。だけど、それは「ミリタリー 観点では正しい」かもしれませんが、「ファッション軸では主眼はそこじゃない」わけです。海外の「日本をイメージした風景」に出てくる無数の「訳のわからない看板」を見て、私たち日本人は笑うのですが、あれは「海外の人が考える日本のイメージの具現化」であり、それは「正しい」と思います。 「本当に正しい日本の映像が求められてる」わけではなく「作品の中のイメージの共有」こそがそのシーンでは大切なのでしょう。というわけで、ファンタジー世界における靴下やタイツ表現も、「それ単品で見たらおかしい」のですが、主眼は「そのキャラクターや状況を表すため」の小道具ですので、その正しさは問題じゃないと思います。それこそ、「化学繊維みたいな役割を果たすなんかファンタジー的なあれこれ」を作って良いと思います。(私のオタク的思考では、ナイロン的な機能を果たす繊維があるならば、例えばこんな物が作られる筈だから、ここでこういう描写がされてるのはおかしいのではないか?とか考えだしたらキリがない。)で、そこのでファイブスター物語です。素晴らしい。神。天才。(ここから先はファイブスター物語を見たことがある前提で話を進めます。そしてほとんど妄想です。というか妄想です。)FSSは激しく文明の発達した世界観なので、化学繊維があって当たり前なんですけど、いや、だからこそ、「文明が発達して、多くの繊維は科学的に作られたものばかりとなり天然繊維の素材が貴重である」という設定をぶち込んでくる。すごい。この時点で、オタクの私としては考察をしたくなる。 少量とは言え「存在している」という事は、「育成」「栽培」の技術は残ってる筈なんですよ。絹も綿も昔から人類が作ってきたものなのに、なんでそんな貴重やねん? って最初は思いました。しかし、その世界では「必要が限定的なもの」なんですよね。例えばニキシー管とかも、今は高いと思うんですけど、理由は「面倒だし、必要なのは欲しいマニアだけ」だからだと思うんです。 ニキシー管の時計なんか見なくても百均の時計で役目は果たせます。同様にあの世界では「人工合成された繊維」が当たり前で、それが流通しているのが当たり前。私が見落としてるかもですが、多分食べ物も「合成されるのが当たり前」なんじゃないかと勝手に思ってます。そうなってくると、「畑で植物を栽培する」という行為自体が非常に「一部の極限られたもの」ではないかと。そして、それを糸にする職人もほとんど限られた「人間国宝」みたいなものかな?と で、必要なのは「ファティマだけ」 そうなってくると必然と高くなる。いや商売人的には「高く売れる」 そんな「限られた需要だけど、その需要は切実」なものは、「より安くしよう!」なんてならないわけです。なんせファティマを使えるのは「びっくりするほど金を持ってる人たち」 ぐへへへへ・・・その世界で商売したい・・・ とか思ってしまいますが、だからこそ「天然繊維が高い」 さらに、多分なんですけど石油由来の化学繊維は、あの世界では「もうほとんど作れない」のかもな?と思ってます。 石油は結局「動物の死骸」が由来の資源であるため、「有限」です。 シルクや綿は言って、「育てれば栽培可能」ですけど、石油はそうも言えません。一度枯渇すると育てる(?)のに億年の時間がかかります。 つまり、あの世界において石油は既に「ほとんど枯渇していて全く取れない」じゃないかなーって思ってます。(作中でガソリンや石油の描写を見てない気がしてます。知ってたら教えてください)(※漫画を確認したら、ファティマのナイロンは動物の油を元に作られていると記載されてました。)なんで、ファティマの身につける天然繊維(ここではナイロンとかも入れます)は、「すげー高い!」というのを、作中で表現し、尚且つその理由も我々が想像しても「破綻しない」という点で、FSSは天才。靴下やタイツのデザインについては「あ・・・すご。デザイナー」って靴下を年中大量に見る私も思うくらいに色の合わせ方や、描写などが完璧なので、もういう事ありません。そんな話でした。※補足なんですが、必要な「作品の設定の解像度」はその作品が「誰に向けた」かで全然変わると思います。 例えば、すげーリアルで、ミリオタに向けた作品であれば「どんな細かい設定も追いかけた方がいい!!!」訳です。 逆にCMとかで軽く出てくる描写に「それを求める」のは違うと言う感じです。」

 「『靴下屋さんへコメント』原作者から一言だけ。靴下屋さんによる「第一次カラータイツブーム」は1999年頃とのことですが、そもそもカラータイツのブーム自体はもっと昔にあったものなので、「ファイブスター物語」が特別「早い」という意識はありません。この辺は、生まれ育った年代によってファッションの認識は全く異なってしまうので、致し方ないかと思います。んではまあ、ちょこっと説明しますと、女性のレッグファッションが明確になったのは1960年代のマリークァントによる「ミニスカート」の世界的な流行からです。1960年代末期にヒッピームーブメントを実際に目の当たりにして過ごした世代としては、このミニスカートによってレッグファッションが変化したのだと思っています。「カラフル」と「サイケデリック」なファッションは、派手な色の服だけでなくレッグファッションにも及んでいました。加えて、1960年代に登場したカラーテレビがそれに拍車をかけて一般的にレッグファッションが浸透していきました。つまり、ミニスカート、カラーテレビ、ヒッピーブームや旧体制、当時の大人たちの常識に反抗する若者たちによって支えられていたと思います。テレビではカラータイツを履いたミニスカートの女性が登場しまくり、派手な赤や黄色や青のタイツを履いた方々が、当時小学生だった子供にもまぶしくかっこよく映ったものです。テレビや映画にしても派手な映りばえとカラーテレビを浸透させるための手段としてカラータイツはうってつけだったのでしょうね。1960年代後半の『ウルトラマン』の科学特捜隊のオレンジ色のスーツや、続く『ウルトラセブン』に登場した女性が派手なカラータイツを履いていたのを覚えている方も多いでしょうが、子供向けですらそういう効果を狙って作られていたのでしょう。このカラータイツと同時に、今までガーターなどで吊り下げていたストッキングがパンティストッキングに変わり、パンストとカラータイツはほぼ同時に市民権を得ていたはずです。さらにこのパンストは着用するのが面倒くさいガーターストッキングに切り替わって大ブームとなって当時のほぼ全ての女性が履き初めていたかと思います。女子中学生まで履いていましたからね。なので、パンストも今みたいな肌色と黒しか売れない時代ではなく、カラータイツのように多くのカラーバリエーションがありました。で、まあこの当時のロックミュージシャンの登場するビデオやイギリスのロック番組には、賑やかしの女性たちも多く登場しておりましたが、この方々がミニスカートに白いハイソックス、網タイツに白の三つ折りソックスなどを履いていて、田舎に住んでいたひとりの少年は「これが格好いいんだ」と思って……それが現在に至っているわけです。まあ実際格好いいんですけどね。今見ても。で、さらに追加として、1980年代の川久保令さんの「コム・デ・ギャルソン」が世界的な大ブームとなって世の女性たちは全身真っ黒の体のラインを出さないファッションが東京のそこら中で見られるようになりました。全身真っ黒ですから、当然足も真っ黒です。この時1982年くらいですか、黒タイツのものすごいブームが来て、それが現在にまで続いているわけです。これは当時女子大生の定番で、大流行していたハマトラファッションの紺のハイソックスブームを一気に黒タイツオンリーに変えてしまったくらいのブームでした。ミニスカートの時には「女性が太ももまで見せてはしたない!」、黒いタイツは「女学生じゃあるまいし、普段着に黒タイツなんて、お葬式みたいでうっとうしい!」といった当時の大人たちをイライラさせた若者たちのパワーがブームに押し上げたのもございますね。と、いうことで原作者の余計なコメントでした。まあ、カラータイツに関しては20世紀初頭に起きた「染料革命」、つまり「アクリル染料」の登場によってそれまで高貴な方々にしか使えなかった特殊な色、「赤紫」「橙色」から、染めるのが不可能であった「水色」「すみれ色」「黄緑」といった非常に特殊な色が安く使えるようになってカラフルな世界になり、大正時代の和服にはこれらの色が使われまくったというのも前提にあります。ちなみに1960年代のカラータイツのビビッドな色には、当時のアメリカで大流行していた「放射線塗装」も一因しています。放射線を使ったカラーは蛍光ピンク、蛍光ブルーなど超ど派手な色が食器を初め、エレキギターや車にガンガン使われていましたので「フェイスタレッド」「ソニックブルー」などが代表的ですね。でもまあ、放射線で作られたこれらの色や製品は当たり前ですが放射線を放出するので、一気に使用禁止になりました。さらに言えば20世紀初頭のイギリスの壁紙に使用されていたきれいなグリーンもこの放射線塗料で印刷されており、ロンドンで大量の放射線被害がございましたが、まだ放射能の恐ろしさがわかっていなかった時代の話です。ああああ、長くなりそうなのでこの辺で。永野護P.S. 靴下屋さんに「花の詩女 ゴティックメード」制作時に靴下を依頼したのはうちの妻ですが、「ファイブスターブランドで、普段履きできるようなワンポイントの綿の靴下とかスニーカーソックスとか勘弁してくれ!!」「履くときに人の目を気にするくらい根性いるのがファイブスターブランドじゃ!」としたのは原作者です。ごめんなさい。
 編集部注:「うちの妻」…声優の川村万梨阿さん。2012年に公開されたアニメーション映画『花の詩女 ゴティックメード』でヒロイン・ベリンを演じている。」
 「『FSS』は漫画としてはかなり膨大な設定とスケールの大きさがあり、その点に魅せられている読者は非常に多い。1号さんの熱い解説と永野護先生によるコメントを読んで、多くの人が夢中になる理由がわかるだろう。未読の人は今からでも手にとってみてはいかがだろうか。」

●ダ・ヴィンチWebのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2022.3.12)「ビジュアルを担ったふたりが振り返る、監督・富野由悠季の創造性――『ブレンパワード』いのまたむつみ×永野護インタビュー」
 これは2022年3月29日発売の『ブレンパワードBlu-ray Revival Box』に封入特典ブックレットに、キャラクターデザイン&メカニックデザインを担当した、いのまたむつみさん・永野護さんによる対談の一部がアニメ・ダ・ヴィンチのサイトで公開されたことにちなむ。内容はコチラで読むことができる。

 2022(令和4)年3月号
 表紙=劇場版 呪術廻戦 0(乙骨憂太) 原画=MAPPA 特別定価860円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Lighthouse of Karmantho Both 3069
 アクト4-4 カーマントーの灯火

【ストーリー】単行本17巻pp.172-183
●ゴリリダルリハはラキシスに下る。イズモ・アストロシティでは三条がヘアードにマグダルの行方の手掛かりを話す。カーマントーでは鉱山労働者の集会が開かれていた。

【扉絵】収光帝・フォーカスライトのミコト
●天照家・初代女帝 収光帝フォーカスライトのミコトのキャラシート(カラー)とその解説、及び簡易家系図が掲載されている。

【単行本化による変更点】
●NTp.62/単行本17巻p.174…NTでは「集積恒星」に「ブラックホール」とルビが振ってあったが、単行本では削除されている。また「素子姫」に単行本では「そしひめ」とルビが追加されている。

●NTp.64/単行本17巻p.176…NTでは「天照の命(ミコト)様」、「それは嫁がこの先どれほど苦難の道を歩むことに…」となっていたが、単行本では「天照家女帝様たち」、「嫁はこの先どれほど苦難の道を歩むのか…」となっている。

●NTp.65/単行本17巻p.177…NTでは「イズモ アストロシティ」となっていたが、単行本では「イズモアストロシティ」となっている。

●NTp.71/単行本17巻p.183…NTでは枠外に「※アニメ誌「アニメック」の初代編集長で創刊者の小牧雅伸さんが亡くなられました。1970年代末期から1980年代にかけて、親しくさせていただいた3人より、心からご冥福をお祈りします。永野護/井上伸一郎/川村万梨阿」とコメントがあったが、単行本では削除されている。
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【ブローズ】…メイザー・ブローズ。ミラージュ騎士団レフト№11。ブラック・スリーによるフロートテンプル玉座襲撃の際、ボスヤスフォートに敗れている(単行本10巻p.203/リブート6巻p.399)為、「借りは返したい」と述べている。。なお、この襲撃時のブローズは、ファンネル射出口が異なるがTVアニメ『機動戦士Zガンダム』で永野氏がデザインしたモビルスーツ「キュベレイ」を模した格好をしている(単行本10巻p.212/リブート6巻p.410)。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.11)。

●Rankingのコーナーで、人気女性キャラクターTOP10の第8位にラキシス(ファイブスター物語)がランクインしているが、イラスト等はなし(p.98)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。
広告 ●なし

 2022(令和4)年2月号
 表紙=takt op.Destiny(運命) 原画=LAM、長澤礼子 価格860円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Lighthouse of Karmantho Both 3069
 アクト4-4 カーマントーの灯火

【ストーリー】単行本17巻pp.160-171
●難民ブローカー取締りの命令は約半年前、イマラが天照より受けたものだった。そしてフロート・テンプルのラキシスの前にゴリリダルリハが現れる。

【扉絵】ミラージュ騎士団 左翼指揮官 大兄斑鳩・エミーテ・天照
●斑鳩のキャラシート(初出)とその解説がカラーで掲載。主な内容は以下の通り。なおこのキャラシートは単行本17巻p.7に再録。
 ・天照家は女系家系で、斑鳩は女系皇家王女の誰かと結婚する以外に子に皇位継承権を残せない。
 ・斑鳩が生涯を共にする妻として選んだ女性は天照家の王女ではなかったため、斑鳩の天照家としての血統は途絶えた。
  これに対し天照は笑って許した。このあたりは「デザインズ7」に詳しく掲載する予定。

【単行本化による変更点】
●NTp.73/単行本17巻p.165…NTでは「幼い自分がやったこと」となっていたが、単行本では「幼い時にやったことは」となっている。
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【サロメ】…現在はタイトネイブのパートナー。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.11)。

●Rankingのコーナーで、人気女性キャラクターTOP10の第6位にラキシス(ファイブスター物語)が、人気男性キャラクターTOP10第6位にレディオス・ソープ(ファイブスター物語)ランクインしているが、イラスト等はなし(p.106)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.174)。
広告 ●なし
その他 ●川村万梨阿☆公式情報のtwitterで、以下のような投稿が写真入りであった。
 (2022.1.3投稿2回目)「お雑煮は1日が関西風で2日が関東風であります/海老は久米島産のものを永野が塩焼きしました/良い年になりますように!」
 (2022.1.3投稿1回目)「あけましておめでとうございます/2022年が穏やかで平穏な年でありますようお祈り申し上げます。/川村万梨阿/F.S.S皿におせちを盛ってみました。良い感じ☆」

 2022(令和4)年1月号
 表紙=『鬼滅の刃』遊郭編(竈門炭治郎&宇髄天元) 原画=外崎春雄、梶山庸子 価格840円
The Five Star Stories 第6話 時の詩女(とわのうため)
 Lighthouse of Karmantho Both 3069
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【ストーリー】単行本17巻pp.148-159
●星団暦3069年、西太陽系宙域ではイオタ宇宙騎士団が宇宙海賊による難民ブローカーの取り締まりをしていた。

【扉絵】ミラージュ騎士団 G型GTM グリット・ブリンガーF(アイシャ騎)
●グリット・ブリンガーFのキャラシート(カラー)とその解説。主な内容は以下の通り。
 ・グリット・ブリンガーとは「砂色の」という意味。
 ・右眼球に副眼型コンポジットユニット、頭部に偵察・索敵システムと探査ロボット「ビヨンドシーカー」を装備。
 ・ミラージュ騎士団用に25騎以上生産され、後々、ゴーズ騎士団やA.K.D.各国家騎士団大隊長クラスにも配備予定。
 ・基本色はレモンイエローだがカラーバリエーションが多く、アイシャは草色、ディッパはライトブラウン。

【単行本化による変更点】
●NTp.67/単行本17巻p.155…NTでは「3159・ガーメント・アシリア・スーツ」の解説として「別名は「3159ガーメントスーツ」/宇宙戦闘用のGTMスーツであるが、ツァラトウストラ・ア/プターブリンガー(Z.A.P.)使用時の専用スーツである。/Z.A.P.搭乗時には顔全てを覆うマスクが付くが、この状態で/は付けていない。アゴのところに見えるのがマスクで、緊急/時には一瞬でせり上がって完全気密となる。/ミラージュ騎士団のファティマたちは通常のデカダン・スー/ツの他に個別のアシリア・セパレート、それに宇宙戦闘用の/プラスチック・スーツを持っているが、さらにこのZ.A.P.専/用のファティマ・スーツを持っている。このスーツは全員同/じデザインで、Z.A.P.戦闘時には常時顔を全て隠すマスクも/装着する。騎士と違ってほぼ宙に浮く姿勢でGTMを制御し/ているために宇宙空間戦闘では最大の衝撃保護スーツとなっ/ている。後頭部から伸びた大きなフードは背中を保護するゲ/ルと空気が入り、ここには騎士を生存させるための予備の生/命維持システムも組み込まれている。上半身は袖なども含め/て巨大になって衝撃から保護されるようになっている。宇宙/空間に単身放り出されてもこのスーツによって放射線や過酷/な温度から守られている。頭部と上半身を守ることが最優先なの/で下半身はすっきりとしているが、ちゃんと耐衝撃素材が使/われている。」と記載されていたが、単行本では削除されている。なおこの解説は一部修正され、単行本17巻p.211に再掲載されている。

●NTp.69/単行本17巻p.157…NTでは「ガーメント・GTMスーツ(女性)」の解説に「別名は「Z.A.P.スーツ」/ミラージュ騎士たちは通常のGTMスーツを持って/いるが、ツァラトウストラ・アプターブリンガー搭/乗時にはこの特別なスーツを装着することになる。/ファティマのガーメントスーツと同じく、耐衝撃用/ゲルが内蔵された装甲スーツで、宇宙戦闘用GTM/コクピットに装着されるヘッドカバー(ヘルメット)/がそのままスーツの襟と背中にフィットし、完全密/閉となる。これは宇宙であれ地上戦闘であれZ./A.P.使用時にはそのフレームランチャーによって周/囲が超高熱となっていることが多いため、緊急時な/どでコクピット外に出る時に熱から保護するスーツ/でもある。/最高機密であるミラージュ騎士団のZ.A.P.関連の/装備がこの場所で使用されているのは、マーク2を/持ち出しての実戦テストとしてアマテラスの許可が/下りたからであろう。/女性はパンツとプリーツにパーソナルカラーがあし/らわれている。」と記載されていたが、単行本では削除されている。

●NTp.69/単行本17巻p.157…NTでは「姫様」となっていたが、単行本では「姐様」となっている。

●NTp.70/単行本17巻p.158…NTでは枠外に脚注として「※ダークエネルギー:肉眼では見えず、あらゆる波長の電磁波でも存在を確認できない。物質かどうかすらわからないものである。原子、判明している素粒子の類いでもなく、唯一、重力にだけ反応し、その存在を確認できるかもしれないと言われる。つまり人間ではどう頑張っても見えないために、その存在をいっさい確認できないという代物である。言い換えれば「宇宙で何もなく暗いところ」である。真の真空空間だが、我々には確認できないだけで全宇宙の95%の質量を占める「何か」。ダークエネルギー、ダークマターというのは科学用語で「なんだかよくわからないもの」という意味である。」とあったが、単行本では削除されている。
豆知識 ●通常の連載は扉絵を含め15ページだが、今号は2ページ少ない13ページ。

●【ダイモン】…クローム・バランシェによる12体目のファティマ(男性型)。パートナーは三条香。

●【ヴィン・ティン】…クローム・バランシェ6体目のファティマ。パートナーはジャコー・クォン・ハッシュ。

●【オーダ宇宙海賊】…単行本13巻p.199にて、GTMアーグ・ブーラにてマグダルを乗せた難民収容ステーションを攻撃している。

●【カチコミ】…暴力団組織のメンバーが敵対する組織を襲撃、殴り込みを意味する。

●【シェラスタ】…プリズム・コークスによるファティマで、かつてはミラージュ騎士ポエシェ・ノーミンのパートナーだった。

●【ソルティア】…カルス・スパンコールによるファティマで、イマラ・ロウト・ジャジャスのパートナー。
その他の関連記事 ●表紙にF.S.S.のロゴが掲載。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.11)。

●Rankingのコーナーで、人気女性キャラクターTOP10の第8位にラキシス(ファイブスター物語)がランクインしているが、イラスト等はなし(p.109)。

●次号予告で「好評連載中」としてF.S.S.のロゴが掲載(p.158)。
広告 ●なし
その他 ●永野護作品公式アカウントのtwitterで、以下のような投稿があった。
 (2021.12.13)「【制作余話】月刊ニュータイプ1月号の原稿完成予定日。アトリエには、発狂しそうな永野センセーが。ベタを塗り終えた宇宙空間に、ひたすらペンで「星」を描き込んでいたのでした…(GTMを描くより大変!?) 本誌のサイズで見ると、その苦労を感じてもらえるかと…!」(※NT2022年1月号表紙とpp.60-61の連載ページを重ねた写真付き)
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【早見表】
12月号 アクト5-1緋色の雫 GTMマグナパレス(アワートレジャー)完成記事
11月号 アクト5-1緋色の雫 「花の詩女」リバイバル上映(広告、特集)
10月号 アクト5-1緋色の雫 付録ポスター(1/24ダッカス)、NT年間購読広告(クリアファイル)、ゴティックメードリバイバル上映広告(裏表紙)
9月号 アクト5-1緋色の雫 GTM"破烈の人形"(ボークス)発売記事
8月号 アクト5-1緋色の雫 「逆襲のシャア」記録全集記事)、NT年間購読広告(クリアファイル)
7月号 アクト5-1緋色の雫 読者プレゼント(M.G.P.トートバッグ)
6月号 アクト5-1緋色の雫 最強の意匠(Z.A.P.立体モデル特集)、付録クリアファイル(Z.A.P.)、NT年間購読広告(クリアファイル)
5月号 アクト4-4カーマントーの灯火(おわり)
アクト5-1緋色の雫
4月号 アクト4-4カーマントーの灯火 卓上カレンダー(綴込付録)
3月号 アクト4-4カーマントーの灯火
2月号 アクト4-4カーマントーの灯火
1月号 アクト4-4カーマントーの灯火

2022年年間購入費用:10,460円
累積購入費用:274,900円
2022年連載掲載率:12/12=100.0%
累積連載掲載率:262/453=57.8%

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