1986(昭和61)

 【主な出来事】
12月27日
「機動戦士ガンダムZZ#43コア3の少女(後編)」放送
12月21日
ビデオ「デルパワーX 爆発みらくる元気!!」発売。永野氏もキャラクターデザインで参加。予約特典は各キャラクターデザイナー描き下ろしイラスト・ポスター
12月20日
「機動戦士ガンダムZZ#42コア3の少女(前編)」放送
12月13日
「機動戦士ガンダムZZ#41ラサラの命」放送
12月10日
NT1月号発売。FSS第1話最終回
12月6日
「機動戦士ガンダムZZ#40タイガーバウムの夢」放送
11月29日
「機動戦士ガンダムZZ#39サラサ降臨」放送
11月22日
「機動戦士ガンダムZZ#38鉄壁、ジャムル・フィン」放送
11月15日
「機動戦士ガンダムZZ#37ネェル・アーガマ」放送
11月8日
「機動戦士ガンダムZZ#36重力下のプルツー」放送
11月5日
ビデオ「重戦機エルガイム(I)ペンタゴナ・ウィンドウ」発売。特典はオリジナルポスター
11月1日
「機動戦士ガンダムZZ#35落ちてきた空」放送
10月25日
「機動戦士ガンダムZZ#34カミーユの声」放送
10月18日
「機動戦士ガンダムZZ#33ダブリンの午後」放送
10月11日
「機動戦士ガンダムZZ#32塩の湖を越えて」放送
10月4日
「機動戦士ガンダムZZ#31青の部隊(後編)」放送
10月1日
佐藤良悦氏を代表取締役として株式会社トイズプレス設立
9月27日
「機動戦士ガンダムZZ#30青の部隊(前編)」放送
9月20日
「機動戦士ガンダムZZ#29ルーの逃亡」放送
9月13日
「機動戦士ガンダムZZ#28リィナの血(後編)」放送
9月6日
「機動戦士ガンダムZZ#27リィナの血(前編)」放送
8月30日
「機動戦士ガンダムZZ#26マサイの心」放送
8月23日
第25回日本SF大会DAICON5に永野氏がゲスト参加(24日も)
8月23日
「機動戦士ガンダムZZ#25ロンメルの顔」放送
8月16日
「機動戦士ガンダムZZ#24南海に咲く兄妹愛」放送
8月9日
NT9月号発売。表紙は永野氏によるKOG、別冊付録に設定資料集
8月9日
「機動戦士ガンダムZZ#23燃える地球」放送
8月2日
「機動戦士ガンダムZZ#22ジュドー、出撃!!」放送
7月26日
「機動戦士ガンダムZZ#21泣き虫セシリア(後編)」放送
7月19日
「機動戦士ガンダムZZ#20泣き虫セシリア(前編)」放送
7月12日
「機動戦士ガンダムZZ#19プルとアクシズと」放送
7月5日
「機動戦士ガンダムZZ#18ハマーンの黒い影」放送
6月28日
「機動戦士ガンダムZZ#17奪回!コア・トップ」放送
6月21日
「機動戦士ガンダムZZ#16アーガマの白兵戦」放送
6月14日
「機動戦士ガンダムZZ#15幻のコロニー(後編)」放送
6月7日
「機動戦士ガンダムZZ#14幻のコロニー(前編)」放送
6月1日
川村万梨阿さんのラジオ番組「アニメトピア」がOA。永野氏と板野一郎氏がゲスト出演した
5月31日
「機動戦士ガンダムZZ#13妹よ!」放送
5月24日
「機動戦士ガンダムZZ#12リィナが消えた」放送
5月10日
「機動戦士ガンダムZZ#11始動!ダブル・ゼータ」放送
5月3日
「機動戦士ガンダムZZ#10さよならファ」放送
4月26日
「機動戦士ガンダムZZ#9宇宙のジュドー」放送
4月19日
「機動戦士ガンダムZZ#8鎮魂の鐘はニ度鳴る」放送
4月12日
「機動戦士ガンダムZZ#7ガザの嵐」放送
4月5日
「機動戦士ガンダムZZ#6ズサの脅威」放送
3月30日
神奈川県大和市鶴間のライブスポットBONANZAで「LIVE BAND PARTY」が行われ、永野氏が所属するバンドAHOWADAも出演、永野氏もベースを演奏
3月29日
「機動戦士ガンダムZZ#5ジュドーの決意」放送
3月22日
「機動戦士ガンダムZZ#4熱血のマシュマー」放送
3月15日
「機動戦士ガンダムZZ#3エンドラの騎士」放送
3月10日
NT4月号でFSS連載開始
3月8日
「機動戦士ガンダムZZ#2シャングリラの少年」放送
3月1日
「機動戦士ガンダムZZ#1プレリュードZZ」放送
2月25日
月刊モデルグラフィックス別冊「ガンダム・ウォーズ・プロジェクトZ」発売。永野氏によるイラスト等が掲載
2月22日
「機動戦士Zガンダム#50宇宙を駆ける」放送
2月15日
「機動戦士Zガンダム#49生命散って」放送
2月10日
NT3月号にFSS連載予告や永野氏によるホワイトガンダムが掲載
2月8日
「機動戦士Zガンダム#48ロザミアの中で」放送
2月1日
「機動戦士Zガンダム#47宇宙の渦」放送
1月30日
井上伸一郎氏にFSS初回のネームが届く
1月25日
「機動戦士Zガンダム#46シロッコ立つ」放送
1月18日
「機動戦士Zガンダム#45天から来るもの」放送
1月11日
「機動戦士Zガンダム#44ゼダンの門」放送
 
▼1985年---
12月末
「機動戦士ガンダムZZ」のメカデザインを永野氏が降板
12月15日
東京・新宿のまんがの森で「1986永野護カレンダー」イラスト展開催(21日まで)。また午後2時よりサイン会が開催
12月8日
「1986永野護カレンダー」刊行記念サイン会が13時から14時まで三洋堂書店いりなか店(名古屋)で開催。永野護原画展も同時開催
 
 1986(昭和61)年12月号
 表紙=機動戦士ガンダムZZ(エルピー・プル)  原画=北爪宏幸 定価400円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その8―

【ストーリー】単行本1巻pp.144-157/単行本1巻1998EDITIONpp.144-157/リブート1巻pp.143-157
●ラキシスを連れて逃げたソープを、ユーバーが追う。そしてビョイトは、ファティマにマインド・コントロールを施さなかったという罪で、バランシェの連行に向かった。

【扉絵】MIRAGE KNIGHTS:2
●スパコーン(後姿)、ノーミン、グラファイト、リィ。「ファン待望!!「イメージアルバム」日本コロムビアより来春発売決定!」というアオリを削除して、リブート1巻p.143に再録。またイラストのみは単行本1巻p.201に再録。

【単行本化による変更点】
●NTp.58/単行本1巻p.144/単行本1巻1998EDITIONp.144/リブート1巻p.144…NTではページ上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その8―」と書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。また1コマ目はNT連載時と比べ、単行本では掲載範囲が広まっている。

●NTp.59/単行本1巻p.145/単行本1巻1998EDITIONp.145/リブート1巻p.145…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NTp.60/単行本1巻p.146/単行本1巻1998EDITIONp.146/リブート1巻p.146…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。また1コマ目はNTと比べ、リブートでは掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。

●NTp.61/単行本1巻p.147/単行本1巻1998EDITIONp.147/リブート1巻p.147…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NTp.62/単行本1巻p.148/単行本1巻1998EDITIONp.148/リブート1巻p.148…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NTp.63/単行本1巻p.149/単行本1巻1998EDITIONp.149/リブート1巻p.149…NTではハシラにコーラス3世のキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NTp.64/単行本1巻p.150/単行本1巻1998EDITIONp.150/リブート1巻p.150…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「マインドコントロール」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「マインド・コントロール」、リブートでは「ダムゲート・コントロール」となっている。

●NTp.65/単行本1巻p.151/単行本1巻1998EDITIONp.151/リブート1巻p.151…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「ミラージュナイト」となっていたが、リブートでは「ミラージュ・ナイト」となっている。

●NTp.71/単行本1巻p.157/単行本1巻1998EDITIONp.157…4コマ目はNTでは背景にカーテンが描かれていたが、単行本/1998EDITIONではグラデーションのスクリーン・トーンになっている。
豆知識 -
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(p.3)。

●「PEOPLE CALENDAR」で永野氏がコメント(p.36)。アンケートはがきを読んでいると、ファンへの感謝の気持ちでいっぱいになる、と述べている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●「NEWTYPE EXPRESS」にOVA『デルパワーX爆発みらくる元気』のキャラクターデザインに永野氏が名を連ねていることが記事となっている(p.39)。またファイブスター物語のイメージアルバムが来春発売決定(詳細は追って発表)、という記事もある。

●「NEWTYPE EXPRESS」にビデオ『重戦機エルガイム I』と『III』の情報が掲載(p.41)。発売中の『I』はテレビ版総集編+オリジナル新作「レディ・ギャブレー」で、『III』はタイトルと発売日は未定だがオール新作、とのこと。

●「前略大友克洋様」と題した企画に業界人のコメント等が掲載されており、その中に永野氏のコメントもある(p.54)。大友作品に対し、「彼の単行本は描き直しやトーンのはり直しをキチンとやっていて、ああいった作家性は見習いたい」などとコメントしている。更に『幻魔大戦』に登場するキャラクターのべガを描いた永野氏のイラストも掲載されている。

●「アニメランド」の「DATE OF NEWTYPE」でNT11月号アンケート「今までで一番好きだったニュータイプの表紙は何年の何月号ですか?」トップ10の第1位に1986年9月号のナイト・オブ・ゴールドがランクインしている(p.72)。

●「FROM STAFF ROOM(編集後記)」でなぜか永野氏がコメントをしている(p.146)。これによると「F.S.S.1年分の連載とカットしたシーンがそろそろまとめて見られるよ」と述べている(『F.S.S. ISSUE』p.69に再録)。また次号予告に「大人気「F.S.S.」の第1話最終回は大増ページで追っちゃう」とある。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのニュータイプ特製ファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(p.177)。
広告 ●「NEWTYPE 100% COLLECTION 機動戦士Zガンダムメカニカル編2」絶賛発売中、として表紙がモノクロで掲載(角川書店広告、p.113)。

●『重戦機エルガイム I <ペンタゴナ ウインドゥ>』がオリジナル新作(レディ・ギャブレー)付きで11月5日発売(バンダイビジュアル広告、裏表紙)。作中のコマ(レディ・ギャブレー)とMk-Iがカラーで掲載。カラー60分、9800円。

 1986(昭和61)年11月号
 表紙=火の鳥(火の鳥)  原画=さかいあきお 定価400円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その7―

【ストーリー】単行本1巻129-143p/単行本1巻1998EDITION129-143p/リブート1巻127-141p
●ラキシスのおひろめが開催。リトラーになだめられたソープは、彼女の元へ行く決心をする。

【扉絵】
なし

【単行本化による変更点】
●NT57p/単行本1巻129p/単行本1巻1998EDITION127p/リブート1巻127p…NTではページ上部にFSSのロゴと永野氏のクレジット、エピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その7―」があったが、リブートではロゴとクレジットが、単行本/1998EDITIONではすべて削除されている。

●NT58p/単行本1巻1998EDITION130p/リブート1巻128p…NTでは「レント」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「トラン」となっている。

●NT59p/単行本1巻131p/単行本1巻1998EDITION131p/リブート1巻129p…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT60p/単行本1巻132p/単行本1巻1998EDITION132p/リブート1巻130p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT61p/単行本1巻133p/単行本1巻1998EDITION133p/リブート1巻131p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「みとどけ人」、「レント評議会」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「見届け人(※リブートのみ)」、「トラン評議会」となっている。更に単行本/1998EDITION/リブートでは3コマ目と4コマ目(※リブートのみ)の掲載範囲が狭まっている。

●NT62p/単行本1巻134p/単行本1巻1998EDITION134p/リブート1巻132p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「みとどけ」となっていたが、単行本/リブートでは「見届け」となっている。

●NT63p/単行本1巻135p/単行本1巻1998EDITION135p/リブート1巻133p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT64p/単行本1巻136p/単行本1巻1998EDITION136p/リブート1巻134p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT65p/単行本1巻137p/単行本1巻1998EDITION137p/リブート1巻135p…NTではハシラにコーラス3世のキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT68p/単行本1巻140p/単行本1巻1998EDITION140p/リブート1巻138p…最後のコマ目、NTと比べてリブートではの掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。

●NT70p/単行本1巻142p/単行本1巻1998EDITIO142Np/リブート1巻140p…1コマ目は、NTと比べてリブートではの掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。
豆知識 ●単行本1巻128pのクローソーとコーラスIII世が「大丈夫ソープ君がいるよ」というシーンは単行本の新作。

●【ILM】…Jorge Lucasが設立した会社でIndustrial Light and Magicの略。Lucasfilm社の3つの関連会社のうちのひとつで、デジタルテクノロジーを供給している。ちなみに『重戦機エルガイム』の主人公ダバ・マイロードの衣装は、『STAR WARS(1977)』のLuke Skywalkerをモチーフにしている。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「Flash-Up Z」と題したガンダム特集に、NT1986年8月号で行われたガンダム再映画化に関するアンケートの結果が載っており、その中に「スタッフワークに関する問いには、キャラクターデザインに安彦良和氏と北爪宏幸氏。メカデザインで大河原邦男氏と永野護氏の起用を望む声が強い。」と書かれている(9p)。

●「NEWTYPE EXPRESS」に、『重戦機エルガイム』の新作ビデオ制作が決定した、という記事がある(37p)。これによると作画監督は大森英敏氏で、ダバとサイ・クォ・アダーの決戦が描かれるとのこと。

●「ニュータイプスペシャルレポート」と題した「ガンダム再映画化!?」特集で、NT1986年8月号で行われたガンダムアンケートの集計結果が発表されている。その中で「スタッフについての希望は?」という質問でメカニックデザイン部門で第1位の大河原邦男氏に次ぐ第2位に永野氏がランクインしており、顔写真がモノクロで掲載されている(55p)。また「主役メカに希望するMSは?」では第5位に100式がランクインし、「永野デザインということで固定ファンが多いメカだ」と添えられている。第9位にはリック・ディアスもランクインしている。

●「アニメランド」の「DATE OF NEWTYPE」コーナーで、「あなたが好きなキャラクターデザイナー」としてNT10月号アンケート9月19日までに到着したハガキから201枚を無作為抽出、集計した結果が発表されており、永野氏が第1位になっている(72p)。「得票数としては永野、安彦ダントツ人気です」、「永野護は、連載持ちの強み「ファイブスター」人気」」としている。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのニュータイプ特製ファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(177p)。
広告 ●「ニュータイプ別冊100%コレクションシリーズ(4)機動戦士Zガンダムメカ編2」10月20日発売予定・予価980円として表紙写真がカラーで掲載(角川書店広告、11p)。

●「重戦機エルガイム(I)ペンタゴナ・ウィンドウ」がオリジナル新作(3分)付きで11月5日に新発売(バンダイビジュアル広告、裏表紙)。特典はオリジナルポスターで、カラー60分、予価9800円。作中のコマと「富野ワールド&永野メカの結集というアオリが載っている。

 1986(昭和61)年10月号
 表紙=時空の旅人(早坂哲子)  原画=竹井正樹 定価400円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その6―

【ストーリー】単行本1巻113-127p/単行本1巻1998EDITION113-127p/リブート1巻111-125p
●クローソー入手に失敗したユーバーは、ラキシスを脅迫。そこには窓から光る、ソープの目があった。

【扉絵】
なし

【単行本化による変更点】
●NT57p/単行本1巻113p/単行本1巻1998EDITION113p…NTではページ上部にFSSのロゴと永野氏のクレジットがあったが、単行本/1998EDITIONでは削除されている。またNTではMHキャリアの背景は黒ベタだったが、単行本/1998EDITIONでは城内であることを示す背景が追加されている。

●NT58p/単行本1巻114p/単行本1巻1998EDITION114p/リブート1巻112p…NTでは上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その6―」と書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「一人」、「姉ティスホーン」、「妹のアレクトー…」、「三人」、「育てられました」、「MH(ブランジ)」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「1人」、「姉アレクトー(※1998EDITION/リブートのみ)」、「妹のティスホーン(※1998EDITION/リブートのみ)」、「3人」、「育てられました…」、「M・H(ブランジ)(※単行本のみ)」となっている。

●NT59p/単行本1巻115p/単行本1巻1998EDITION115p/リブート1巻113p…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。また最後のコマは、NTと比べてリブートではの掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。

●NT60p/単行本1巻116p/単行本1巻1998EDITION116p/リブート1巻114p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT61p/単行本1巻117p/単行本1巻1998EDITION117p/リブート1巻115p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT62-63p/単行本1巻118-119p/単行本1巻1998EDITION118-119p/リブート1巻116-117p…NTと比べてリブートでは上下左右掲載範囲が狭まっている一方、逆に単行本/1998EDITIONでは広まっている。またページ中央のラキシスの服に、NTではトーンが貼られていなかったが、単行本/1998EDITIONでは貼られている。

●NT64-65p/単行本1巻120-121p/単行本1巻1998EDITION120-121p/リブート1巻118-119p…NTと比べてリブートでは上下左右掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。またNTでは2段目右から2番目のコマはバスター砲を担ぐクロス・ミラージュが、3段目最左のコマはパトラクシェ・ミラージュとアトロポスが描かれていたが、単行本ではそれぞれブラッド・テンプル、K.O.G.とラキシスに変更されている。ちなみにこれは写真の入れ間違いだったために変更したとのこと。

●NT66p/単行本1巻122p/単行本1巻1998EDITION122p/リブート1巻120p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT67p/単行本1巻123p/単行本1巻1998EDITION123p/リブート1巻121p…NTではハシラにコーラス3世のキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「MH(モーターヘッド)」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「M・H(※単行本のみ)」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。更にNTでは1コマ目の枠外に手書きで「ぼくってホントに、こゆーシーン好きね…」とコメントがあったが、単行本/1998EDITIONでは削除されている。

●NT68p/単行本1巻124p/単行本1巻1998EDITION124p/リブート1巻122p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「マインド…」となっていたが、リブートでは「ダムゲート…」となっている。

●NT69p/単行本1巻125p/単行本1巻1998EDITION125p/リブート1巻123p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「一人」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「1人」となっている。
豆知識 ●単行本1巻112pのユーバー城内外のシーン1ページは新作。

●この号に扉絵がないのは、単行本第1巻の終わりが見えてきて、1ページでも多く欲しかった、というのが理由(クロニクル2007 170p)。

●単行本1巻120-121pの未来回想…モデルグラフィックス1986年11月号(vol.25)掲載の永野氏の解説によると、このイメージは上段右より、ナイト・オブ・ゴールド/ウリクルの死/コーラスとジュノーン/アトロポス/クロス・ミラージュ/カラミティのナイト・オブ・ゴールド/ナイト・オブ・ゴールドの入った星の残骸/コーラスVとの戦いのパトラクシェ・ミラージュとレッド・ミラージュ/コーラスVIとネイ・モー・ハン、デイジナ/コーラスVIとデイジナの結婚/NTではパトラクシェとアトロポス(※単行本ではラキシスとナイト・オブ・ゴールド)、下段右より、ラキシス/ラキシスとインペリュン/ベルリン攻防戦でのMP45とマウス/大破したナイト・オブ・ゴールド…とすべて年表順だということである。しかしクロス・ミラージュとして掲載されているのはブラッド・テンプル(後のレッド・ミラージュ)である。なお、このモデルグラフィックスにはファティマルームとコクピットハッチが開いた状態のK.O.G.のイラストが掲載されている(おそらくこれでしか見ることができない)。

●【ミラウー・キャオ】…『重戦機エルガイム』の主人公ダバ・マイロードの親友。単行本1巻123p/1コマ目、左から2本目(厳密には3本目)の柱の右側で、女性と話をしているリーゼントの男性が彼だ、という説もある。

●【メガエラの姉妹】…アレクトー(39)、メガエラ(40)、ティスホーン(41)。ちなみにゲーテの作品『ファウスト』によれば、アレクトー、メゲラ、ティジフォーネはそれぞれ憎悪、敵意と嫉妬、復讐の女神とされている。また、アグライア、ヘゲモーネ(タリア)、オイフロジーネは優美の女神とされる。

●【ラキシスのスリーサイズ】…左手くすり指4号、帽子回り47p、足のサイズ21.0cm幅5.5cm。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「激突スーパーヒーローズ」と題したヒーロー特集にナイト・オブ・ゴールドとエルガイムMk-1のイラストが掲載されているが、仲盛文氏によるイラスト(18-19p)。「エルガイム」は10月に総集編ビデオ(前後編)が発売される、としている。

●「NEWTYPE EXPRESS」に『重戦機エルガイム』の総集編ビデオが11月5日に発売される、とある(41p)。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのニュータイプ特製ファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(177p)。
広告 ●なし

 1986(昭和61)年9月号
 表紙=ファイブスター物語(ナイト・オブ・ゴールド)  原画=永野護 特別定価490円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その5―

【ストーリー】単行本1巻98-111p/単行本1巻1998EDITION98-111p/リブート1巻95-109p
●ユーバーの要請は、アマテラスの計らいで事なきを得た。しかしそれは、ソープにとって後味の悪い結果となる。彼は工場で一人、思い出に浸っていた…。

【扉絵】MIRAGE KNIGHTS:1
●戦闘服の特集。モデルはレオパルト/ディッパ/シャーリィ/ハインド、そして戦闘用ブラジャアを付けたアイシャ&リィ。この戦闘用ブラジャアは「こんなんつけられませーん」という女性読者の厳しい意見で、設定自体が抹消された(クロニクル2007 170p)。なおディッパの服は、オートバイ・コートをモチーフにしたとのこと(クロニクル2007 170p)。また3159年次のミラージュナイトは、ログナー、ブラフォード、バインツェル、ヴィンズ、フォラス、フォレット、パッカーズ、サリオン王子、スペック、リキッド、ヘルバルテン、フリーズカッティス、タイトネイブ、エーブ、パナール・エックス。「大人気の「F.S.S.」第一話いよいよ佳境!」というアオリを削除して、リブート1巻95pに再録。イラストと手書きの解説は、レイアウトを変更して単行本200pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT50p/単行本1巻98p/単行本1巻1998EDITION98p/リブート1巻96p…NTでは上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その5―」と書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「バグーダ帝国」となっていたが、1998EDITIONでは「ハグーダ帝国」となっている。

●NT51p/単行本1巻99p/単行本1巻1998EDITION99p/リブート1巻97p…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「M・H(モーターヘッド)ですこと!」、「M・H」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「M・Hですこと(※単行本のみ)」、「MHですこと(※1998EDITIONのみ)」、「MHですこと!(※リブートのみ)」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。

●NT52p/単行本1巻100p/単行本1巻1998EDITION100p/リブート1巻98p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT53p/単行本1巻101p/単行本1巻1998EDITION101p/リブート1巻99p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT54p/単行本1巻102p/単行本1巻1998EDITION102p/リブート1巻100p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「媚(こ)びて」、「M・H」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「媚びて」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。

●NT55p/単行本1巻103p/単行本1巻1998EDITION103p/リブート1巻101p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「M・H」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「MH」となっている。

●NT56p/単行本1巻104p/単行本1巻1998EDITION104p/リブート1巻102p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「ワトルマ様」、「M・H」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「ワトルマ公(※リブートのみ)」、「MH」となっている。

●NT57p/単行本1巻105p/単行本1巻1998EDITION105p/リブート1巻103p…NTではハシラにコーラス3世のキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「わが*トランの」、「乗り出して来られる」、「甥(おい)」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「我*トランの(※単行本のみ)」、「我トランの(※1998EDITIONのみ)」、「わがトランの(※リブートのみ)」、「出て来られる」、「甥」となっている。さらに脚注としてNTでは枠外に「※トラン連邦はミント、アイデマ、レントの3つの連邦の総称である」とあったが、リブートでは削除されている。

●NT58p/単行本1巻106p/単行本1巻1998EDITION106p/リブート1巻104p…NTでは「さて?」、「ラキシス…」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「さて」、「ラキシス」となっている。

●NT61p/単行本1巻109p…NTでは「MH」となっていたが、単行本では「M・H」となっている。

●NT63p/単行本1巻111p/単行本1巻1998EDITION111p…NTでは「ソープ様だけの…」、「MH」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「ソープ様だけの」、「M・H(※単行本のみ)」となっている。
豆知識 ●【PSY.S】…「サイズ」と読む。女性ヴォーカルを起用した日本のバンドで、TVアニメ『シティハンター2』のOPなどを唄っていた。

●【オレンジソースのレアチーズ】…東京・西麻布のフレンチ食堂ビストロ・ド・ラ・シテのレアチーズケーキ。忙しさによる徹夜と外出できなかったことから「ウガーっ」となった気晴らしをしていたらしい(デザインズ5・p.079)。
その他の関連記事 ●表紙は永野氏によるナイト・オブ・ゴールド。「付録 ファイブスター物語 永野護が総力をあげて描くNTオリジナル企画「F.S.S.」の設定資料集とモーターヘッドポスターが付録」とアオリが入っている。

●目次に表紙イラスト、F.S.S.のロゴと「MASTER OF GOLD HEAD(ナイト・オブ・ゴールドの背骨に座るラキシスの絵柄)」が小さくカラーで掲載(3p)。

●「Flash-UP Z EPISODE 19→23」と題した「機動戦士ガンダムZZ」特集に、シュトルム・ディアス(※後のシュツルム・ディアス)が取り上げられ、前後の設定画と「もともとはZ・G時代の永野護デザインもMSであり、シャア専用に用意されたもの」というキャプションがある(17p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(30p)。F.S.S.ラキシスの章はあと4回で、次のクローソーの章の脚本に入った、などとしている。なお、このコメントはなぜか『F.S.S. ISSUE』には再録されていない。

●「アニメランド」の「DATA OF NEWTYPE」でNT6月号のアンケート「一番好きなアニメの作品名」の集計で、第2位に「機動戦士ガンダムZZ」、第5位に「機動戦士Zガンダム」、第8位に「重戦機エルガイム」がランクイン(64p)。

●「FROM STAFF ROOM 編集後記」で井上伸一郎氏は、FSSがWカップと似た雰囲気だとコメントしている(138p)。また松本耕三氏は、スタジオ・バードのたなゆう氏は電話で「マモ先生のことをおじさんと言ったりもします。」と述べている。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのニュータイプ特製ファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(161p)。
広告 ●NT100%コレクション「Zガンダムメカニカル編Vol.2」10月20日発売予定(角川書店広告、43p)。予価980円。
付録 ●別冊付録は、設定資料集『THE OFFICIAL ART OF The Five Star Stories』。

●付録ポスターは、クロス・ミラージュがドーリーから出る『出撃』。イラストは伊東守氏。

 1986(昭和61)年8月号
 表紙=機動戦士ガンダムZZ(ジュドー・アーシタ)  原画=北爪宏幸 特別定価490円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その4―

【ストーリー】単行本1巻84-97p/単行本1巻1998EDITION84-97p/リブート1巻79-93p
●星団法違反の窮地を救ったのは、なんと4人のミラージュナイトだった。ファテイマ入手を目論んでいたユーバーは怒り、コーラス3世にMH模擬戦を要求するのだった。

【扉絵】CONTROL SYSTEM(解説付き)
●クロス・ミラージュを例に、コクピットを説明。アイシャをモデルに解説したコクピットのイラストと、クロスミラージュの頭部から胸部までの断面を描いたイラストの2点が掲載。リブート1巻79pに再録。解説を簡略化したコクピットのイラストは、単行本1巻186pに再録。「コントロールシステム」を「コントロールユニット」に変更し、解説のレイアウトを変更してコクピットのイラストが、単行本1巻1998EDITION187pに再録。「CONTROL SYSTEM」としてイラストを「キャラクターズ#2」62-63pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT50p/単行本1巻84p/単行本1巻1998EDITION84p/リブート1巻80p…NTでは上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その4―」と書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT51p/単行本1巻85p/単行本1巻1998EDITION85p/リブート1巻81p…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「ミラージュナイト」となっていたが、リブートでは「ミラージュ・ナイト」となっている。

●NT52p/単行本1巻86p/単行本1巻1998EDITION86p/リブート1巻82p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「意示」、「レント」、「みとどけ人」、「みとどけた」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「意思(※単行本/1998EDITIONのみ)」、「トラン(※1998EDITION/リブートのみ)」、「見届け人(※1998EDITION/リブートのみ)」、「見届けた(※リブートのみ)」となっている。

●NT53p/単行本1巻87p/単行本1巻1998EDITION87p/リブート1巻83p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT54p/単行本1巻88p/単行本1巻1998EDITION88p/リブート1巻84p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「うけ、来て」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「うけ来て」となっている。

●NT55p/単行本1巻89p/単行本1巻1998EDITION89p/リブート1巻85p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT56p/単行本1巻90p/単行本1巻1998EDITION90p/リブート1巻86p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT57p/単行本1巻91p/単行本1巻1998EDITION91p/リブート1巻87p…NTではハシラにコーラス3世のキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT59p/単行本1巻93p/単行本1巻1998EDITION93p/リブート1巻89p…NTでは「エアドーリー」、「※エアドーリー 空中」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「エア・ドーリー」、「*エア・ドーリー―空中」となっている。

●NT60p/単行本1巻94p/単行本1巻1998EDITION94p/リブート1巻90p…NTでは「M・H(モーター・ヘッド)」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「M・H」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。

●NT61p/単行本1巻95p/単行本1巻1998EDITION95p/リブート1巻91p…NTでは「M・H」、「※エトラムル 無形態」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」、「*エトラムル―無形態」となっている。

●NT62p/単行本1巻96p/単行本1巻1998EDITION96p/リブート1巻92p…NTでは「M・H」、「シルエットファイト」、「※ハンガーアウト 戦闘」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」、「シルエッタファイト」、「*ハンガーアウト―戦闘」となっている。

●NT63p/単行本1巻1998EDITION97p/リブート1巻93p…NTでは「M・H」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「MH」となっている。
豆知識 ●単行本1巻90pに登場したのは、ログナーとイエッタ。

●単行本1巻94p、デコース登場。よくみるとヘルマイネに乗ってる。トローラはデヴォンシャ。物語のラストで搭乗したMHと違っている。

●クローソーのモデルは百人一首の一人から。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「BEST OF GUNDAM」と題したガンダム特集で「ガンダム再映画化NT読者アンケート」があり、質問「スタッフについての希望を書いてください」の回答例に「メカデザインには大河原邦男さんや永野護さん」とある(7p)。また「UC0088年度モビルスーツ白書」にリックディアスと百式のキャラシートがカラーで掲載され、百式のキャプションには「野心的な技術者、M・ナガノ博士の意欲作」とある(10p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏のコメントが掲載(27p)。ファンからのお便りに感謝し「ぼちぼち暑中見舞いだすからネ」などとしている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●川村万梨阿さんのコラム「ストロベリィフィールド」で1986年6月1日放送のアニメトピアで永野氏と板野一郎氏がゲスト出演、そのときの様子を書いている(37p)。挿絵には美樹本晴彦氏がこの二人の似顔絵を描いている。

●「次号予告」に「2大付録そのいち別冊The Five Star Stories設定資料集 そのにThe Five Star Storiesポスター」としてFSSのロゴが掲載(154p)。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(177p)。
広告 ●なし

 1986(昭和61)年7月号
 表紙=ウインダリア(マーリン) 原画=いのまたむつみ 定価400円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その3―

【ストーリー】単行本1巻70-83p/単行本1巻1998EDITION70-83p/リブート1巻63-77p
●脱走したクローソーは、ジュノーの王コーラス3世に無事保護された。そして彼女はおひろめを待たずしてコーラスへ仕える意を伝える。この行為は星団法違反であった。

【扉絵】MOTAR-HEAD[JUNCHOON](解説付き)
●このジュノーンは初期稿で、単行本に登場する決定稿とは異なる。デザイン的には、エルガイムMk-I の初期稿に近い。「永野ワールドに人気集中!」というアオリを削除して、リブート1巻63pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT50p/単行本1巻70p/単行本1巻1998EDITION70p/リブート1巻66p…NTでは上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その3―」と書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「むんっ!!」が活字だったが、単行本/1998EDITIONでは手書きになっている。

●NT51p/単行本1巻71p/単行本1巻1998EDITION71p/リブート1巻67p…NTではハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT52p/単行本1巻72p/単行本1巻1998EDITION72p/リブート1巻66p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「マインド・コントロール」となっていたが、リブートでは「ダムゲート・コントロール」となっている。更に単行本/1998EDITIONでは、2コマ目と3コマ目のクローソーの服にスクリーン・トーンが貼られている。

●NT53p/単行本1巻73p/単行本1巻1998EDITION73p/リブート1巻67p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTに比べ、リブートはページ下部の掲載範囲が狭まっている一方、単行本/1998EDITIONでは逆に広まっている。

●NT54p/単行本1巻74p/単行本1巻1998EDITION74p/リブート1巻68p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「人形(にんぎょう)」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「人形」となっている。

●NT55p/単行本1巻75p/単行本1巻1998EDITION75p/リブート1巻69p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「まだガキだがいい体してるじゃねぇの」、「マスターのかわりになってやるよ」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「人形のくせにさわぐんじゃないよ」、「マスターのかわりをしてやるよ」となっている。

●NT56p/単行本1巻76p/単行本1巻1998EDITION76p/リブート1巻70p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。また最後のコマの背景は、単行本/1998EDITIONでは黒ベタになっている。

●NT61p/リブート1巻75p…NTでは「マインド・コントロール」となっていたが、リブートでは「「ダムゲート・コントロール」となっている。

●NT62p/単行本1巻1998EDITION82p/リブート1巻76p…NTでは「レント評議会」、「レントの意志」となっていたが、1998EDITION/リブートでは「トラン評議会」、「トランの意志」となっている。

●NT63p/リブート1巻77p…NTでは「ミラージュナイト」となっていたが、リブートでは「ミラージュ・ナイト」となっている。
豆知識 ●【RATT】…Stephan Peacy、Robbin Crosby、Warren De Martiniが中心となって1981年に結成されたロックバンド。LAメタルの代表格。化粧、カットTシャツを扮したビジュアル系。

●【Steve Howe】…Yes、Asia、GTRなど様々なバンドを渡り歩いた、ロック界の大物ギタリスト。ちなみに永野「くりす」はYesのベーシストChris Squireに由来している。

●【ELP】…Emerson,Lake&Palmerと読み、Keith Emerson、Greg Lake、Carl Palmerが結成したプログレッシブバンド。一時期ドラムスがCozy Powell(1998年事故死)に変わったこともある。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(27p)。「(F.S.S.で)たったひとコマ、ペンが入らないために仕事が止まるなんてザラです。早くやめたい、早く終わらせたい」などと述べている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●F.S.S.のイメージアルバムの発売が決定したことから、「イメージアルバム物語」と題した特集が6pに渡って組まれている(42-47p)。内容は、F.S.S.のイメージアルバム化についての制作編集会議の模様が収録されている。ここで永野氏は、音のイメージとして「しいていえば、エマーソン・レイク&パーマーとかエイジアかな。この原作には、キース・エマーソンの曲から、キャラクターが生まれてるしね。」などと語っている(※後に『The Five Star Stories Sound Version』として発売)。合わせて、ジュノーンの顔をバックに、ターバンとストッキングしか身に付けていないデイジナのイラストも掲載。なおFSSについての意見・感想を送ると、現在発売されているイメージアルバムを1枚プレゼント、という告知もされている。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(161p)。
広告 ●「重戦機エルガイムBGM Vol.I」好評発売中、3000円(スターチャイルド広告、26p)。

 1986(昭和61)年6月号
 表紙=蒼き流星SPTレイズナー(V-MAX)  原画=吉田徹 定価400円
The Five Star Stories 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その2―

【ストーリー】単行本1巻56-69p/単行本1巻1998EDITION56-69p/リブート1巻47-61p
●ソープはラキシス達のいるバストーニュへ赴き、領主ユーバーにMHマイスターとして雇われることに。そこで見たものは、おひろめを控えたクローソーの脱走だった。

【扉絵】THREE FATIMAS
●アトロポス、ラキシス、クローソーをゲーテの文章に合わせて紹介。このゲーテの『ファウスト』の文章は、永野氏自身が独文を訳したとのこと(クロニクル2007 169p)。「RACHESIS」、「KALLEN」を「LACHESIS」、「KAREN」に変更して、リブート1巻47pに再録。またFSSのロゴを削除してタイトル「THREE FATIMAS」と挿入、永野氏のクレジットを削除、「RACHESIS」を「LACHESIS」に変更、脚注の「※運命の3女神、ギリシア神話に登場する女神たち。クローソーは人の誕生をつかさどり、ラキシスは人の運命を決め、アトロポスは人の生命を絶つ女神」を削除して、単行本1巻199pに再録。更にFSSのロゴとタイトル「運命の女神パルカエたちの言葉 ゲーテ ファウスト第2部より」と脚注の「※運命の3女神、ギリシア神話に登場する女神たち。クローソーは人の誕生をつかさどり、ラキシスは人の運命を決め、アトロポスは人の生命を絶つ女神」、永野氏のクレジット、ファティマ3人の名称を削除して、ページ上部に「THE FIVE STAR STORIES DICTIONARY」と入れて、単行本1巻1998EDITION184pに再録。

【単行本化による変更点】
●NT50p/単行本1巻56p/単行本1巻1998EDITION56p/リブート1巻48p…NTでは上部にエピソード・タイトル「第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その2―」と、ハシラに「あらすじ」が書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「レント連邦共和国」、「識者」、「すごそう…」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「トラン連邦レント自治区(※1998EDITION/リブートのみ)」、「識人(※単行本/1998EDITIONのみ)」、「職人(※リブートのみ)」、「すごそうだね(※単行本/1998EDITIONのみ)」となっている。

●NT52p/単行本1巻58p/単行本1巻1998EDITION58p/リブート1巻50p…NTではハシラにレディオス・ソープのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT53p/単行本1巻59p/単行本1巻1998EDITION59p/リブート1巻51p…NTではハシラにドクター・バランシェのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「ビョルス」、「再生」、「*再生/」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「ビョイト」、「*再生」、「*再生―」となっている。

●NT54p/単行本1巻60p/単行本1巻1998EDITION60p/リブート1巻52p…NTではハシラにアマテラスのミカドのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「手なづけて」、「レントの王」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「手なずけて」、「トランの王(※リブートのみ)」となっている。

●NT55p/単行本1巻61p/単行本1巻1998EDITION61p/リブート1巻53p…NTではハシラにボード・ヴュラードのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT56p/単行本1巻62p/単行本1巻1998EDITION62p/リブート1巻54p…NTではハシラにクローソーのキャラ紹介が顔入りで載っていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。またNTでは「レーダー王」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「レーダ王」となっている。

●NT57p/単行本1巻63p/単行本1巻1998EDITION63p/リブート1巻55p…NTでは「※カーマントー/ボォス星のある第2太陽系の第4惑星、4月号の星団図参照のこと」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「※カーマントー―ボォス星のある第2太陽系の第4惑星」となっている。

●NT58p/単行本1巻1998EDITION64p…NTでは「マスコミ」となっていたが、1998EDITIONでは「報道関係」となっている。

●NT59p/単行本1巻65p/単行本1巻1998EDITION65p/リブート1巻57p…NTでは「アマテラス・ディスグランド・グリエス・エイダス・フォース」、「ヌーソード・グラファクト」、「リイ・エックス」、「ポェシェ・ノーミン」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「アマテラス・ディス・グランド・エイダス・グリエス・フォース(※単行本/1998EDITIONのみ)」、「ヌーソード・グラファイト」、「リィ・エックス(※リブートのみ)」、「ポエシェ・ノーミン」となっている。

●NT60p/単行本1巻66p/単行本1巻1998EDITION66p/リブート1巻58p…NTでは「ホーンドミラージュ」、「使政官」、「M・H(モーター・ヘッド)」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「ホーンド・ミラージュ(※単行本/1998EDITIONのみ)」、「*ホーンド・ミラージュ(※リブートのみ)」、「司政官」、「M・H(※単行本のみ)」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。またNTには枠外に脚注「※ホーンド・ミラージュ/2989年までミラージュナイトのモーターヘッドを務めたが、89年以降より強力なレッドミラージュにその座をわたした」とあったが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除、リブートでは「*ホーンド・ミラージュ―2989年までミラージュ・ナイトのモーターヘッドを務めたが、89年以降より強力なL.E.D.ミラージュにその座をわたした」となっている。
豆知識 ●【TRY-DE-TOAL】…トライデトアル。『重戦機エルガイム』の舞台ペンタゴナ・ワールドにおける5つの星のひとつ。『ザ・テレビジョン別冊重戦機エルガイム-2』掲載の年表に「3159年に武力侵攻」されるという記述があることから、FSSではアドラーに該当。

●【FOOL FOR THE CITY】…永野氏のコミック・デビュー作。FSSとは第3部とシンクロしているとのこと。それに登場するソーニャ・カーリンは、地球に来たラキシスに協力するという。

●【ダバ(カモン)・マイロード】…単行本1巻57pに友情出演。

●【ユーバー城】…ユーバー城ロビーのモデルは、香港・九龍半島にあるペニンシュラ・ホテル(「キャラクターズ#5」63p)。

●【DEATH ANCOR】…SF雑誌『スターログ1984年3月号』の裏表紙を飾った永野氏のイラスト作品。第2回国際SFアート大賞入賞。このアンカー・シリーズは全部で3種あるとのこと。ちなみにNT1999年3月号付録『まるごと永野護』にも小さく掲載されている。なお月刊『スターログ1984年3月号/65』とは映画雑誌で、この号の裏表紙に"NEW ARTIST FILE '84 from 2nd ISFAA 第2回国際SFアート大賞"として永野氏のイラスト『デス・アンカー』が掲載されている。「宇宙人の骸骨を描いてみたかっただけ…」というコメント付き。このシルエットは後のミラージュ騎士のマスク、ウーバリカオンの頭骨などに見られる。定価680円。

●【天照の和服】…作者が京都出身ということもあり、日本文化のすばらしさを受け継いでいることの証明(意地?)として登場させたとか。そういう意味から作品の中には、日本の寺などの建築もみられる。

●【ギャブレット・ギャブレー】…単行本1巻62p1コマ目いちばん右の後姿は彼だ!という説がある。余談だがギャブレット・ギャブレーというキャラは『戦闘メカ・ザブングル』にも登場している。

●【デルタ・ベルン東方10国】…2875年、グリース国王アマテラスが統一した諸国。その国とは、グリース、バビロン、アトワイト、クロス、シウト、ルーマ、パストーク、スカタ、パスポート、ムスルチカ。首都はグリース。

●【ヌー・ソード・グラファイト】…ミラージュナイト17。A.K.D.の剣指南役で、スパッドの使い手ではA.K.D.1。「ヌー」は剣士の称号で名前ではなく、「ソード」も後からつけた同様の名。パートナーはバランシェのパテシア。

●【ポエシェ・ノーミン】…クラシック歌劇のミュージシャンKLAUS NOMIがモデル。『重戦機エルガイム』のマフ・マクトミンもこの人から生まれた。ミラージュナイト13。棒術、槍術の名手で、ファティマはプリズン・コークスのシェラスタ。
その他の関連記事 ●表紙に「付録ポスター」としてFSSのロゴが掲載。

●目次にFSSのロゴが掲載(3p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(29p)。「G・Wにどこかへ行くなどということは不可能」と述べている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●「NEWTYPE EXPRESS」に、第25回SF大会DAICONVと日本サンライズが協賛して「メカデザイン・コンテスト」を行う旨、告知が掲載されている(30p締切は6月30日、授賞式典は8月23、24日のDAICONVで行う、としている)。

●「TOPICS」に、1986年3月30日、神奈川県大和市鶴間のライブスポットBONANZAで開催された「LIVE BAND PARTY」に永野氏が参加しているバンドAHOWADAが出演、ベースを弾かれたという記事がある(94p)。「デザイナーになってからもずっと続けている」「いろいろなジャンルのことがそのバックボーンにある」とコメントしている。

●「EVENT」で第25回日本SF大会の告知(95p)。8月23日、24日に大阪・吹田市民会館メイシアター、参加費8500円、合宿費6500円。

●「次号予告」に「異色特集 ファイブスター物語のイメージ・アルバム登場!!ひそかな人気を呼んでいるイメージアルバム。その神髄を探るためNTは「ファイブスター」レコード化に挑戦!既存のLPの完全カタログについてもコリは役立つ。」とある(138p)。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(161p)。
広告 ●なし
付録 ●付録にLEDミラージュのポスターがあった。ただしこれは永野氏による絵ではなく(連載で手一杯だったらしい)、戦車模型などのBOXアートで有名な川上恭弘氏によるイラストで、原作者からの希望で決まったとのこと。

 1986(昭和61)年5月号
 表紙=機動戦士ガンダムZZ(マシュマー・セロ)  原画=北爪宏幸 定価400円
The Five Star Stories from ADDLER:2988.three Fates DISTENY RACHESIS
第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その1―

【ストーリー】単行本1巻pp41-55/単行本1巻1998EDITIONpp.41-55/リブート1巻pp.31-45
●星団暦2988年、アドラー。MHマイスター(整備士)のレディオス・ソープはボード・ビュラードなる騎士と出会い、ファティマ・マイト(製作者)Dr.バランシェの屋敷を訪れるた。そこで彼の作品ラキシスとクローソーの保護を依頼される。

【扉絵】
-

【単行本化による変更点】
●NT51p/単行本1巻41p/単行本1巻1998EDITION41p/リブート1巻31p…NTでは「第一太陽系第三惑星アドラー西方トラン連邦自治区」、「星である…」、「連邦議会」、「自治区や小国、共和国から成り」、「星である…」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「第1太陽系第2惑星アドラー西方トラン自治区(※単行本のみ)」、「第1太陽系第2惑星アドラー西方トラン連邦共和国レント自治区(※1998EDITION/リブートのみ)」、「星である」、「連邦評議会(※1998EDITION/リブートのみ)」、「自治区や小国 共和国からなり(※単行本のみ)」、「自治区や小国からなり(※1998EDITION/リブートのみ)」、「星である」となっている。また単行本/1998EDITIONではFSSのロゴと永野氏のクレジットを削除し、フキダシと擬音が大きくなり、空にスクリーントーンが追加されている。リブートでは「連載第2回、早くも大人気!!」というアオリが削除されている。

●NT52p/単行本1巻42p/単行本1巻1998EDITION42p/リブート1巻32p…NTでは1コマ目にエピソード・タイトル「from ADDLER:2988.three Fates DISTENY RACHESIS 第1話 運命の3人の女神ラキシス ―その1―」と入っていたが、単行本/1998EDITIONでは削除されている。またこのタイトルはNTでは「DISTENY RACHESIS」となっていたが、リブートでは「DESTINY LACHESIS」となっている。更にNTにはハシラにあらすじが書かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは削除されている。

●NT53p/単行本1巻43p/単行本1巻1998EDITION43p/リブート1巻33p…NTでは「ディグ」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「*ディグ」となっている。

●NT54p/単行本1巻44p…NT連載時に比べ、単行本は上部の掲載範囲が広くなっている。

●NT55p/単行本1巻45p/単行本1巻1998EDITION45p/リブート1巻35p…NTでは「騎士」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「*騎士」となっている。

●NT56p/単行本1巻46p/単行本1巻1998EDITION46p/リブート1巻36p…NTでは「ファティマだ。前作の”ディスホーン”」、「ことだ。」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「ファティマだ、前作の”ティスホーン”」、「ことだ(※単行本/1998EDITIONのみ)」となっている。

●NT57p/単行本1巻47p/単行本1巻1998EDITION47p/リブート1巻37p…NTでは「そうだ、ベントが3つ」、「奴らや、マスコミで」、「生命体であり、モーターヘッド」、「M・H」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「そうだ *ベントが3つ…」、「奴らや報道関係者(※1998EDITIONのみ)」、「生命体でありモーターヘッド」、「MH(※1998EDITION/リブートのみ)」となっている。

●NT59p/単行本1巻49p/単行本1巻1998EDITION49p/リブート1巻39p…NTでは「ことさ」、「あいかわらずだな、」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「ことさ。(※リブートのみ)」、「あいかわらずだな(※単行本/1998EDITIONのみ)」、「あいかわらずだな。(※リブートのみ)」となっている。

●NT61p/単行本1巻51p/単行本1巻1998EDITION51p/リブート1巻41p…NTでは「マインドコントロールをしてないんだ」、「呼ぶかも…」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「”ダムゲート”が外してあるんだ(※リブートのみ)」、「呼ぶかもしれん」となっている。

●NT62p/単行本1巻52p/単行本1巻1998EDITION52p/リブート1巻42p…NTでは4コマ目の写真に前列左より「クローソー」「ラキシス」「アトロ」と名前が入れてあったが、単行本/1998EDITIONでは削除され、リブートでは枠外に「※ラキシスとクローソー間違い(連載時のままになっています)」と入れられている。また右下に「2956 APRIL」とあるが、バランシェはラキシス達を「18年もかけて育てた」と語り、一方ソープがバランシェの工場へ訪れたのが「10年ぶり」、作中の舞台は2988年であることから、これは作者のミス。

●NT62p/単行本1巻52p/単行本1巻1998EDITION52p/リブート1巻42p…NTでは「出せば、やとわん」、「なかったよぼくは」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「出せばやとわん」、「なかったよ。ぼくは(※リブートのみ)」となっている。

●NT63p/単行本1巻53p/単行本1巻1998EDITION53p…NTでは幼いラキシスが頭からスカート部まで描かれていたが、単行本/1998EDITIONでは胸部から上のやや幼さが残るラキシスに描き変えられている。『F.S.S. ISSUE』p.68に小さく掲載。

●NT64p/単行本1巻54p/単行本1巻1998EDITION54p/リブート1巻44p…NT連載時に比べ、リブートでは右側の掲載範囲が狭まっている。一方、単行本/1998EDITIONでは掲載範囲が広まっている。
豆知識 ●「で〜〜っ!」と墜落するソープのコマのアドラー星の広大な地平線と一直線にのびるハイウェイは、北アフリカの大地をイメージしている。

●ファーストページは砂漠、と固く心に決めていたらしい(クロニクル2007 169p)。

●ソープの衣装は、異邦人であることを強調するため、中近東風ハーレムパンツと日本の飛鳥以前の服とを合体させている。またソープの名はオルドナ・ポセイダルをアルファベットに直して逆から読んだもの。顔は『重戦機エルガイム』のガウ・ハ・レッシィを手直ししたもの。ちなみに声は、劇場版FSSの声優・堀川亮さんで不満はないとのこと。

●ボード・ヴュラードはアメリカ人の男。モデルは『重戦機エルガイム』のミラウー・キャオをベースに、ジェームス・ガーナー(アメリカの俳優)を混ぜている。

●【宇宙船ベル・クレール】…もともとのデザインは、TVアニメ『重戦機エルガイム』35話「ペリル・ミッション」で、クワサン・オリビーが乗っていた宇宙船クレパールを「びよ〜ん」と引き伸ばしたもの。ちなみにエイプはザ・ウィルになっている。
その他の関連記事 ●目次にFSSのロゴと「ファイブスター物語 ディスティニーラキシス 作・永野護」と記載(3p)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏がコメント(29p)。「ファイブスター物語、どうだ、すごいだろー」と述べている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●「100本突破!ロボットアニメ日本史全鑑」に「重戦機エルガイム59.2」、「エルガイム」、「MKII」と記載されている(78p)。また永野氏にイラストではないが、エルガイムMk-Iのイラストもある(82-83p)。

●「BOOK REVIEW」に富野由悠季監督著小説版『機動戦士Zガンダム/第5部』(講談社)が取り上げられ、永野氏による表紙イラスト(ハマーン・カーン)がカラーで小さく掲載されている(154p)。富野監督のサイン入りで5名に読者プレゼントされた。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(161p)。
広告 ●なし

 1986(昭和61)年4月号
 表紙=機動戦士ガンダムZZ(ZZガンダム)  原画=佐野浩敏 特別定価490円
The Five Star Stories ―プロローグ―

【ストーリー】単行本1巻pp.11-33/単行本1巻1998EDITIONpp.11-33/リブート1巻pp.7-29
●星団暦3960年、アマテラスによってコーラス王朝は崩壊した。亡き主君コーラス5世との約束を果たした黒騎士グラード・シドミアンは、アマテラス親衛隊のひとり、カーレル・クリサリスと対決する。

【扉絵】
なし。

【単行本化による変更点】
●NTpp.43-46…連載時は、年表とキャラシートが掲載された閉じ込みピンナップが付いていた。リブート1巻に折り込みで掲載されている年表は新版で、掲載時のものとは異なっている。
 ・年表(オモテ面)…これに掲載されている年表は単行本とは異なり、星団暦0〜3960年までの初期案。背景に描かれているイラストは、荒野に流れるファティマのアイドロップ(ティアー)とジュノー南部アルマの赤い大地をイメージしたもので、F.S.S.の最終目標シーンであるとのこと。
 ・主なる登場人物(ウラ面)…単行本1巻などに掲載されているキャラクターシートとそのキャプションを掲載。収録されているのは、レディオス・ソープ/アマテラスのミカド/ミラージュ騎士団/アイシャ・コーダンテ/Dr.バランシェ/コーラス3世/モーターヘッドレッド・ミラージュ/モーターヘッドナイト・オブ・ゴールド/ファティマ・フォーチュン・ラキシス/ファティマ・アトロポス/ファティマ・クローソー。「ファティマ・ファッティース」、「モーターヘッドとヘッドライナー」の解説付き。

●NTp.49/リブート1巻p.9…NTでは「近衛軍」となっていたが、リブートでは「親衛隊」となっている。

●NTpp.50-51/単行本1巻pp.14-15/単行本1巻1998EDITIONpp.14-15/リブート1巻pp.10-11…NT連載時と比べ、単行本/1998EDITIONではページ上部が見切れてる一方、ページ右部と下部が連載よりさらに延長して収録されている。逆にリブートでは掲載範囲が狭まっている。

●NTp.52/単行本1巻p.16/単行本1巻1998EDITIONp.16/リブート1巻p.12…NTでは「270億キロカロリー」となっていたが、リブートでは「270億kw.」となっている。また1コマ目は連載時に比べ、単行本/1998EDITION/リブートでは掲載範囲が狭まっている。

●NTp.53/リブート1巻p.13…NTでは「各ボルト」となっていたが、リブートでは「各間接(※おそらく「関節」の誤植)」となっている。また2コマ目は連載時に比べ、リブートでは掲載範囲が狭まっている。

●NTp.55/リブート1巻p.15…NTでは「またせている」となっていたが、リブートでは「またしている」となっている。

●NTp.59/リブート1巻p.19…NTでは「親衛隊*ファーイースト・ミラージュ・コーア32」となっていたが、リブートでは「親衛隊*F.E.M.C.32」となっている。また枠外の脚注はNTでは「*ファーイースト・ミラージュ・コーア―ファーイーストとはFar East(極東)ではなく、First Easter(ファーイースト)東方第1等幻像軍団のことである」となっていたが、リブートでは「*F.E.M.C.―ファースト・イースター・ミラージュ・コーア、東方第1等幻像騎士団のことである」となっている。

●NTp.62/単行本1巻p.26/単行本1巻1998EDITIONp.26/リブート1巻p.22…NTでは「*ベルケ・ミラージュ」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「ベルケ・ミラージュ」となっている。またNTでは枠外に脚注として「*ベルケ・ミラージュ―回収用のモーター・ヘッド」とあったが、単行本/1998EDITIONでは削除、リブートでは「*ベルケ・ミラージュ―モーターヘッドを回収するための特別なモーターヘッド」となっている。

●NTp.63/単行本1巻p.27/単行本1巻1998EDITIONp.27/リブート1巻p.23…NTでは1コマ目は上部まで描かれていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは掲載範囲が狭まっている。

●NTp.68/単行本1巻p.32/単行本1巻1998EDITIONp.32/リブート1巻p.28…NTでは「一人」となっていたが、単行本/1998EDITION/リブートでは「1人」となっている。

●NTp.69/単行本1巻p.33/単行本1巻1998EDITIONp.33…NTでは「王国の元」となっていたが、単行本/1998EDITIONでは「王国の下」となっている。またNTでは最後のコマは風を表す線が薄い灰色で書かれていたが、単行本/1998EDITIONでは濃い黒線で描かれている。
豆知識 ●通常の連載では扉絵を含め15ページだが、この号の連載は23ページで増ページである。

●F.S.S.連載がいきなりラスト部から始まったのは、「エピソード4」でスタートした『スター・ウォーズ(1977)』の影響。

●【レッド・ミラージュ対ブラック・グラード】…ウルトラマンの第8話『怪獣無法地帯』冒頭のレッド・キング対チャンドラーのバトルシーンがモチーフになっている(『MORE BEST OF FSS』p.53)。ミラージュ・ナイトは『仮面の忍者赤影』の卍党・忍者集団。

●単行本1巻/単行本1巻1998EDITIONpp36-40のラキシスが目覚めるシーンと、「もっていくものがある」と言って墜落するシーンは、単行本化に伴う新作。ちなみに単行本1巻p.39のミラージュナイトは、手前(左)よりアイシャ・コーダンテ(2)/ダグエラン・ルス(22)/ビュビュス・コーダンテ(23)/そしてもうひとり・・・?

●【MotorHead】…Lemmy Kilmisterが中心となって、1979年にデビューしたイギリスのヘヴィメタルバンド。永野氏は、このバンド名とロボットのモーターヘッド(MORTAR HEADD)との関連は否定している(NT1987年12月号「読者のページ」p.106)。「MORTAR」は”機械、迫撃神”、「HEAD」は”神、天”という意味で、強調するために「HEADD」にしたとのこと。

●L.E.D.ミラージュの角…リブート1巻p.193によれば、頭部の角はどこかの写真で見た中国の恐竜化石「チンタオサウルス」の影響だという。

●【ヘッドライナー】…複数のバンドが出演するコンサートで、メインとなるアーティストのこと。F.S.S.ではMHのパイロットを指す。

●【LEDミラージュのLED】…”lead”の過去分詞形で「最強の」という意味。よく「”LED ZEPPERIN”の”led”だ」と引き合いに出されるが、この”LED ZEPPELIN”とは、Jimmy Page、Robert Plant、John Paul Jones、John Bohhamが1968年に結成した、イギリスのロックバンド。

●【FATIMA】…マホメット(ムハンマド)の娘。預言者。ポルトガルの地名。

●【FATE】…(ギリシア神話)運命の3女神。人間の運命の糸を紡ぐClotho、その糸の長さを決めるLachesis、その糸を断ち切るAtroposの3姉妹。

●【天照のモデル】…THE EDGAR WINTER GROUPのギタリスト・エドガーのルックスに由来。もともと彼は先天性アルビノで白髪に赤い目をしていたことから、『重戦機エルガイム』のオルドナ・ポセイダルに応用され、それが日本人顔に発展、天照としてリファインされた。

●【ファティマ・ティータ】…正式名はティターニス。

●単行本第1巻p.6のミラージュ騎士団のキャラシート…前列左から、ハインド・キル/ランドアンド・スパコーン/ヌーソード・グラファクト/ファルク.U.ログナー/ポエシェ・ノーミン/リィ・エックス、ディッパ…とある(NT86年9月号付録『THE OFFICIAL ART OF The Five Star Stories』より)。

●F.S.S..は、1984-85年に放送されたTVアニメ『重戦機エルガイム』の膨らみすぎた永野氏の設定に負う部分が大きく、「これで一本、お話が作れるじゃないか。面白いからやってみろ。」、「この世界(ペンタゴナ・ワールド)は、お前にやる。」などと、富野由悠季監督に言われたのがことのはじまり。また当時の角川書店社長角川暦彦氏から「護、マンガ描け」と言われたことから始まった。しかし、マンガなど描いたことのなかった当時の永野氏は、まず練習として『FOOL for THE CITY』を手掛けることになり、当時の担当編集者が「永野護に漫画の描き方を教えてくれないか」とプロのアシスタントを三人連れ込んだとのこと。その間に『機動戦士ガンダムZZ』のデザイナーを降板、アニメ界への不信感も手伝ってか「どうだ、こんなの動かせねぇだろ〜」という意気込みでF.S.S.を描いていたらしい。ちなみにF.S.S.やF.F.C.の原稿サイズは普通の漫画の原稿サイズの1.5倍あり、しかも大日本印刷の人が「イラスト用の原稿用紙じゃきついだろうから、護のために余ったインクで原稿用紙作ってやったぞ」と持ってきたものを使用していた。

●NTの読者アンケートで、これまで5位だった永野作品(『FOOL for THE CITY』)が、このF.S.S.連載第1回目で2位に浮上した。しかし、これを知った永野氏は残念そうに「ガンダムに負けたかぁ」ともらしたという(※1位は『機動戦士ガンダムZZ』)。
その他の関連記事 ●表紙に「永野護超強力新連載ファイブスター物語」とアオリが入っている。

●目次にF.S.S.のロゴが掲載(p.3)。

●「PEOPLE CALENDAR」に、永野氏のコメントが掲載(p.28)。それによると、3月30日は米軍キャンプでライブを行い、あとは京都で確定申告とのこと(『F.S.S. ISSUE』p.69に再録)。ちなみに永野氏のバンドはMMBという名前で、オープニング・ナンバーはVAN HALENの2代目ヴォーカリストSammy HagarがいたバンドMONTOROSEの『Rock The Nation』だったとか。ライブでは、観客がアメリカ人だけあってVAN HALENの楽曲がウケていたらしい。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(p.93)。

●「読者のページ」に永野氏の誕生日が「昭和34年1月21日」と書かれているもの(NT1985年6月号バイストン・ウェル物語)と「昭和35年1月25日」というもの(キャラクターズデザイナーズブランド'85)があったがこれはどういうことだ?という投稿があった(p.108)。これについて編集部より「昭和35年1月21日」が正しく、更に「血液型はRH+A型、水瓶座。バースデープレゼントもバレンタインのプレゼントも、まだ募集中なのでヨロシクとのことでした」とコメントしている。

●NT創刊1周年記念として読者プレゼントがあり、永野氏に関するものは以下のものがあった(pp.127-128)。各々の写真がカラーで掲載。
 ・サイン入り永野護カレンダー(10名)。
 ・ニュータイプオリジナルファイブスターストーリーズTシャツ(500名)。白いTシャツにグレーでFSSのロゴがプリントされたイメージイラストが載っている。

●「BOOK REVIEW」に『ガンダムウォーズ プロジェクトZ』が取り上げられ、「永野護のトビラ絵」が掲載されている、という記事がある(p.163)。10名に読者プレゼントされた。
広告 ●『月刊モデルグラフィックス別冊 ガンダムウォーズ プロジェクトZ』大好評発売中(大日本絵画広告、p.92)。この広告の中に「永野護、小林誠らゲストラーターの作品(2D&3D)も掲載」、「インナーカバーも永野護が担当」とある。
付録 ●付録「ガンダムZZブック」に「ふたりのヤザン」として、永野氏がデザインしたヤザン(スティングをモデルにしたもの)が小さく掲載されている(p.27)。また「ガンダムMS、MA早わかり事典」にガルバルディβ(p.40)、ハンブラビ(p.40)、キュベレイ(p.41)、リック・ディアス(p.42)の設定画が小さく載っている。百式の項目には設定画と「開発、設計はM・ナガノ博士による。」という記述がある。

 1986(昭和61)年3月号
 表紙=アリオン(アリオン)  原画=安彦良和 定価400円
Fool For The City FOOL FOR THE CITY

【ストーリー】単行本pp.168-181
●ログナーはドウターのプログラムを変更、メトロポールの動きを封じた。そしてSUPER NOVAのライブが開催される。

【扉絵】FOOL FOR THE CITY  FINAL
●スクリーン・トーンで表現された青空を背景に、プロローグで使用されたF.F.C.の世界観を表現した別の文章が書かれており、下部には永野氏のクレジットとトレードマークが入っている。単行本未収録。

【単行本化による変更点】
●NTp.50/単行本p.168…NTでは「VOL.12 FOOL FOR THE CITY」となっていたが、単行本では「FOOL FOR THE CITY」となっている。

●NTp.59/単行本p.177…NTでは「コンピューター」となっていたが、単行本では「コンピュータ」となっている。

●NTp.63/単行本p.181…NTでは「It's Requiem for MAKOTO…bye bye…」の下に「Next work's start…THE FIVE STAR STORIES! Meet you!!FATIMA!」という写植があったが、単行本では削除されている。この「NEXT....」のフレーズはTVアニメ『重戦機エルガイム』の予告のオマージュ。
豆知識 ●NTp.52/単行本p.170/1コマ目にいる女性は、ガゥ・ハ・レッシィではなくラスの元恋人シャーリィ・テンプル。

●NTp.53/単行本p.171/6コマ目の女性の服に「FEMC 2」の文字とミラージュ・マークが描かれている。

●【観客】NTp.58/単行本p.176/2コマ目には、キャオやレッシィ、クワサン、ネイの顔が見られる。
その他の関連記事 ●表紙に「ナ、ナントあの永野護クンがメカデザイナーを降りてしまった!でもニュータイプのために幻の「永野ガンダム」だけは特別公開しちゃうゾ。」と書かれている。

●目次に「FOOL FOR THE CITY-最終回- 永野護」、「スクープ!幻の永野ガンダムを追う」と記載(p.3)。

●「キャラクターボイス・インタビュー」で本多知恵子さんの記事があり、その中に「重戦機エルガイム」作中からアムとリリスのコマが掲載されている(p.25)。

●「PEOPLE CALENDAR」で小田雅弘(※誌面では「雅宏」と書かれている)氏は「「ガンダム・ウォーズ・プロジェクトZ」のモデル製作に追われています。それが終わったら、NTで連載される永野君の「ファイブスター物語」に出てくるモーター・ヘッドのシリーズを製作しはじめる予定です」と述べている(p.29)。

●「FLASH BACK Z 44→47」と題した「機動戦士Zガンダム」特集に、「白い幻像 幻となった「永野ガンダム」を追って」というタイトルで、急な降板(1985年12月末)で幻となった永野版ZZガンダムのカラーイラストが掲載されている(pp.84-85)。この降板劇の真相を探るため、永野氏のインタビューが掲載されている。内容は以下の通り。なおZ本編に登場した100式は、永野版Zガンダムの習作だったものが別のデザイナー(※藤田一己氏)によってクリンナップ、発表されたものなので、本来は満足のいくものではなかった、とキャプションが入っている。
 ・今回の主役メカについては日本サンライズとスポンサーの要望(とにかくガンダムに見えるように)通りにデザインした。
 ・シルエットは初代ガンダムに近いが上下合体方式で2機の戦闘機に変形することになった。重装型の火力支援メカという印象。この2機が上下からはさみこむ形でコア・ファイターをボディに収納する。
 ・今回はあえてヘビー・メタル風のカッコよさは追及しないつもりだった。
 ・モビル・スーツの持ち味はスマートなラインではない。
 ・このデザイン(※掲載された幻のZZ)は7割ぐらいのところでストップしてしまったので、中途半端なところがあって辛いが、このメカで満足できない人は次号から始まる『ファイブスター物語』をお楽しみに。

●「FLASH BACK Z 44→47」と題した「機動戦士Zガンダム」特集に永野氏が降板した後のメカデザイナーについて記述があり、「永野護が降板し、パニックに陥ったサンライズ第2スタジオ。メカデザイナーの新チームは伸童舎というスタジオを中心に構成される」としている(p.87)。

●「読者のページ」に12月1日に開催された永野氏のサイン会の模様が投稿され、そのときに交わした会話などが記されているている(p.101)。

●「読者のページ」に「第25回日本SF大会DAICON5」の告知があり、日時は1986年8月23-24日、会場は大阪府吹田市文化会館メイシアター、定員3000名、参加費8500円(宿泊6500円)とある(p.101)。ただし永野氏に関する記述はない。

●「永野護「ファイブスター物語」次号より、いよいよ連載開始!!」として大まかなあらすじとともにレディオス・ソープ、ファティマ・ファティス、ナイト・オブ・ゴールド、アマテラス、コーラス3世が描かれている(p.106)。なおこのイラストにはスクリーントーンが使われていないが、これは「トーンなしでどこまでできるか挑戦!」とのこと。ところが連載が始まるとすぐに挫折した、と後に述べている(『クロニクル2007』p.170)。

●「次号予告」に「永野コミック強力第2弾いよいよGO!!「FIVESTAR STORIES」NTが自信を持って贈る永野護の意欲作がついにスタート!ヘビー・メタルを超えたスーパーロボット「モーターヘッド」が乱舞するSFファンタジー巨編!」とある(p.138)。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(p.159)。
広告 ●なし
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 1986(昭和61)年2月号
 表紙=メガゾーン23(時祭イヴ)  原画=美樹本晴彦 定価400円
Fool For The City F.U.ROGNER

【ストーリー】単行本pp.153-167
●アラニアを新メンバーに加えた新生SUPER NOVAの復活ライヴ前夜、ラスはマコトが絶命した現場に花を献げる。そこへ、ログナーが現れる。

【扉絵】なし

【単行本化による変更点】
●NTp.53/単行本p.153…NTではページ上部にタイトル「FOOL FOR THE CITY Vol.11」と永野氏のクレジットマーク、下部には永野氏のクレジットが入っていたが、単行本では削除されている。またNTでは「VOL.11 F.U.ROGNER」となっていたが、単行本では「F.U.ROGNER」となっている。

●NTp.54/単行本p.154…NTでは1コマ目上部が見切れていたが、単行本では枠線まで全て掲載されている。

●NTp.55/単行本p.155…NTでは1コマ目上部が見切れていたが、単行本では枠線まで全て掲載されている。またNTでは「S・D・I…」となっていたが、単行本では「S・D・I*」となっている。更に脚注でNTでは「S・D・I 宇宙開発局 ログナーの私軍、」となっていたが、単行本では「*S・D・I 宇宙開発局=表向きは軍開発局だが、実はログナーの私軍。」となっている。
豆知識 -
その他の関連記事 ●表紙に「永野護のフール・フォー・ザ・シティ。」と小さく記載されている。

●目次に「FOOL FOR THE CITY 永野護」と記載(p.3)。

●「FLASH BACK Z EPISODE 41→43」と題した「機動戦士Zガンダム」特集で、3月よりスタートする新アニメ「機動戦士ガンダムZZ」について「メカデザインに永野護」という記事がある(p.21)。

●「PEOPLE CALENDAR」の佐藤元氏のコメントに「川村万梨阿さんのファンの集いには数人のマンガ家と乱入する予定」と述べており、更に「永野先生へ」として「マイコンゲームのスケベなやつを、いっぱいとってあるので、いつでもやりに来てください。」とも述べている(p.29)。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマバッジ」の写真がカラーで掲載(p.89)。
広告 ●なし

 1986(昭和61)年1月号
 表紙=機動戦士Zガンダム(サイコガンダムMk-II)  原画=内田順久 特別定価490円
Fool For The City SIDE B NEW ARMS

【ストーリー】単行本pp.138-151
●価値観の違いから脱退してしまったイアンの元を訪れたラスとアラニアは、ライブ用の機材が届いたことを伝える。その頃、バンドのメンバー達はカーリンに楽器演奏の指導を受けていた。

【扉絵】ギター&ベースカタログ
●ギブソンのギターやスペクターのベース等をイラストで紹介、手書きの解説付き。ページ上部あった「FOOL FOR THE CITY Vol.10」という文言を削除して、単行本p.201に再録。

【単行本化による変更点】
●NTp.64/単行本p.148…NTでは「トレブルは5から」となっていたが、単行本では「トルブル5から」となっている。
豆知識 -
その他の関連記事 ●目次に「FOOL FOR THE CITY 永野護」と記載(p.5)。

●「Z GUNDAM 100% PART2」と題した富野由悠季監督のインタビューに、「主役モビル・スーツとしては「ZZ」が主役メカの名前とは限りません。コンセプトとしては2代目Zガンダムのイメージです。現在、永野護君にデザインを進めてもらっていますが、世にいう「永野メカ」にはなりませんね。むしろ初代ガンダムのイメージに近く、正統的なモビル・スーツの系譜を踏んでいると思います。」と語っている(p.19)。

●「PEOPLE CALENDAR」に永野氏のコメントが掲載(p.27)。これによると来年3月は厚木米軍キャンプでライブを行うとのこと。またサイン会の御礼も書かれている。『F.S.S. ISSUE』p.69に再録。

●「読者のアートギャラリー」に、掲載者がもらえる「永野護デザインのファティマ・バッジ」の写真がカラーで掲載(p.91)。

●「EVENT情報」に永野氏に関する記事が掲載されている(p.99)。これによると東京新宿のまんがの森で、1985年12月15日から21日まで「永野護'86カレンダー」イラスト展を開催、12月15日午後2時からサイン会もある、としている。

●「FROM STAFF ROOM 編集後記」に土屋良彦氏のコメントと思われるコメントに、永野氏に関することが書かれている(p.142)。これによると、札幌で行われた永野氏のサイン会に同行した際、「締め切りは伸ばすが原稿はいつもギリギリで間に合わす永野氏らしく、予約した飛行機には間に合わなかったが、サイン会開始の1時ジャストには札幌の書店になんとか滑り込むことができた」とし、100人近い人が来ていたことに永野氏がとても感激していた、と記されている。
広告 ●「ニュータイプ100%コレクション 機動戦士Zガンダムメカニック編」、「ニュータイプ100%コレクション 機動戦士Zガンダムキャラクター編」絶賛発売中、定価780円として各々の表紙が掲載(角川書店広告、p.21)。
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【早見表】
12月号 運命の3人の女神ラキシス PEOPLE CALENDAR、イラストとコメント(前略大友克洋様)、編集後記
11月号 運命の3人の女神ラキシス 顔写真(ガンダム再映画化)
10月号 運命の3人の女神ラキシス(差し替え) PEOPLE CALENDAR
9月号 運命の3人の女神ラキシス 表紙(KOG)、PEOPLE CALENDAR、別冊付録(HE OFFICIAL ART OF The Five Star Stories)
8月号 運命の3人の女神ラキシス PEOPLE CALENDAR
7月号 運命の3人の女神ラキシス PEOPLE CALENDAR、コメント(イメージアルバム物語)
6月号 運命の3人の女神ラキシス PEOPLE CALENDAR、ライブ記事
5月号 運命の3人の女神ラキシス PEOPLE CALENDAR
4月号 プロローグ(増ページ) PEOPLE CALENDAR、抽プレ
3月号 FOOL FOR THE CITY イラストとコメント(白い幻像)、FSS連載予告
2月号 F.U.ROGNER  
1月号 SIDE B NEW ARMSS PEOPLE CALENDAR

1986年年間購入費用:5,160円
累積購入費用:8,740円
1986年連載掲載率:12/12=100%
累積連載掲載率:21/21=100%

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